5分足チャート 1週間振り返り ユーロドル(EURUSD)2018/1/22~26

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

※画像をクリックすると拡大表示されます。


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備考

・コメント、チャート内の時刻は全て「東ヨーロッパ時間(EET)」です。冬時間時のため、+7時間することで日本時間になります。

・トレードを実際に行っている時間を9~16時(日本時間16~23時)に限定しているため、分析はこの時間内をメインに行っています。

2018/1/22(月)

分析チャート

コメント

 9時までは緩やかな下降トレンドで、底から上昇→下降(横ばい)と変化する難しい相場。

 9時前に当日安値をブレイクする陰線が出て、下降トレンド継続に見えたが失敗に終わっている。足1は安値2の足で、またサポートラインを試すかと思われたが一気に反発し、ここから上昇トレンドが始まった。

 足2は高値1の足1から始まるツーレッグの上昇のツーレッグ目に相当。押し目買いポイントになった。

 足3は安値2から始まる調整後の高値2の足で仕掛け足。ヒゲが長いため、逆指値が遠い点がネック。
 足4は足3から始まるツーレッグ目の上昇の開始地点で高値1の足。

 足5は強いトレンドにおける高値2の足で、前の足がトレンドラインで反発して反転足と引けていることから仕掛けポイントと考える。反転足が陽線ならなお仕掛けやすかった。安値2の足が出現するまで約15pipsの上昇。

 そのあと横ばいの相場が1時間弱続いたが足6で下抜けし、その後反発の陽線が足7で現れた。横ばい前の高値地点から見ると高値4(足6から見ると高値1)だが、下抜けが失敗したとみなされるのはレンジの高値を超えてからで、足7はレンジ内に入っただけのため、失敗の仕掛けとは解釈するには早い(≒まだベア派の大半は降りていない)。
 結局足7は上影陽線として引け、次の足では足7の安値を下回り、トレンドラインを上回るかどうかというあたりで引けたため、ブル派が徐々に撤退し始めたと考える。

 足8以降の連続した実体の小さい足からは、ブル・ベアの拮抗が見て取れる。
 足9までに上抜けに失敗したような上ヒゲの長い陰線十字足が2本あることなどから、徐々にベア派が主導権を握ったものと考える。足9は足8から見て一応安値2の足。


 この日は足3や足5で仕掛けることができたが、足3での仕掛けは利益を生み出す前にほぼ決済してしまい、足5の仕掛けは一部は安値2で決済できたが、無駄にポジションを持ちすぎて一部のポジションの含み益は大きく減らしてしまったりと残念なトレードが続いた。足3での仕掛けは、スリープッシュの3回目の上昇にも見え、また50レベルで綺麗に反発したこともあって早々に決済してしまったことが要因。

 他足8近辺で買ったり、足10以降で無駄死にを繰り返したり、冷静な判断ができなくなっていた。
 全ての仕掛けでうまくいくことを望みすぎた(+機会損失を恐れすぎた)結果と考える。うまくいかなくても(≒損切りしても)それも含めて計画内であることを心から自認する必要がある。

2018/1/23(火)

分析チャート

コメント

 アジア市場は全く動きのない横ばいの相場で、欧州市場スタート後も同様の展開が続いた。
 足2は足1から始まる下落に対する戻り売りポイントで、安値4の足。安値2の足が一見理想的な仕掛けに見えるが失敗に終わっており、さらにツーレッグの上昇(調整)を待った結果、足2が仕掛け足となった。

 足3の安値2の足は、マイナーなトレンドラインを抜けた足で、スキャルピングなら利益が得られたかもしれないが、後が続かなかった。デイトレードを目論んで仕掛けた場合、足4は決済候補。
 その後も明確な売りの仕掛けが現れず、下降トレンドは継続しなかった。代わりに上昇トレンドを形成。

 足5でトレンドラインをブレイクし、足6は1本前の足がトレンドラインを試した後反発したことでパターンブレイクプルバックの仕掛け足となった。これで、足2から始まるポール・フラッグ・スイングの形が一応できた(フラッグが長すぎる)。

 足7から始まる上昇は調整のプルバックというには強く、25EMAも上抜いてベア派を寄せ付けなかった。足7の安値は、10時台に記録した安値に対しても切り上げの形となっており、上位時間足だと足6からの下落は調整のプルバックと解釈できる(5分足だと推進の下落に見える)。

 足8は上昇におけるトレンドフォローの押し目買いポイントで高値2の足。25EMAを上抜いた後にプルバックが25EMAで反発した形で、5分足における下降→上昇トレンド転換時の1回目のスイングで何かとみかけるパターン。


 昨日に引き続き、機会損失を恐れた仕掛けが多く、無駄死にが多かった。
 足2の仕掛けまでの安値2、安値3両方で仕掛けて損切りし(安値3での損切りは逆指値の位置がシグナル足に近づけすぎた問題もある)、足2でも仕掛けたので一応利益は得られたが、損失がなければもっと良いトレードだった。
 足6でも仕掛けられたが、決済が遅れて上手く拾えなかった。
 足8では上がりそうと思いつつも仕掛けられず、今度は機会損失ではなく単なる損失を恐れるようになってしまった。


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2018/1/24(水)

分析チャート

コメント

 9時前の下落に対する継続の戻り売りを狙ったベア派は、足1近辺の下ヒゲが出ている箇所で仕掛けていると考えるが、その度にブル派の反発に合い、足1で前の足の高値を上抜いて失敗となっている。
 前日から緩やかではあるが確実にじわじわと上げていく相場のなかで、一発目の反発を狙うのは難しいため、ここは「買うか見送るか」の二択で考えるべきだった。

 以降3本続く陽線からはベア派の撤退が見て取れる。が、足1から4本後の安値1の急な反発は、8時頃の高値を試したあとのもので、ここからはまだベア派が完全には降りてないことが見て取れる。と同時に、ブル派のスキャルパーのまとまった利確があったものと考える。

 足3は安値1から始まる下落における高値2の足。見方はいろいろあり、安値1から始まるツーレッグの下落という見方(その場合、足2が画像の通りプルバックにおける高値1の足となる)と、足2は足1から始まるツーレッグ目の上昇の終点かつ調整のプルバックのワンレッグ目という見方(やや特殊)もあると考える。
 足3で仕掛ける場合、シグナル足が大陰線であることもあり逆指値が遠いのが難点ではあるが、上昇トレンドにおける最も深い押しの部分での仕掛けでもあるため、トレンドが継続すればそれなりの勝率とリワードが見込めると考える。

 足5は一時的に1本前の陽線の高値を上抜いた足で、高値2となったが、仕掛けた場合失敗に終わっている。
 足5は、足4から始まるプルバックを元に引ける下降トレンドラインを明確にブレイクしておらず、「25EMAで反発した高値2の足」という一見高勝率の仕掛け足に見えるが、ブル派の動意は得られなかった。

 足5の高値2が失敗に終わったため、さらなるプライスアクションを待った結果、足6の高値4の足が一応の仕掛け足になると考えるが、結局その前までにトレンドラインを抜ける足は現れず、以降横ばいの調整が続いた。仕掛けても一応トントン以上の結果にはなったが(スキャルピングなら成功)、デイトレードという面で見ると成功とは言えない結果。
 その後さらに下落しており、上位時間足で見ると足4から足7にかけてツーレッグの下落が生じたと考える。

 足7からの上昇でまだブル派の強さが確認でき、まだまだ今後も買うことを中心に考えたい。

 足8は、足7の上昇からのプルバックにおける高値2の足で、1本前の足がメジャーなトレンドラインを捉えている(引き方にもよる)。足9は高値3になるが、高値2に対して安値が切り上がっていること、足9の2本前の反発売りが失敗に終わったことから、仕掛けポイントと考える。

 足10は安値1のプルバックに対する包み足で、一見レジスタンスラインを築いたように見えた高値の牙城もあっさりと切り崩し、以降ブル単独の相場が生じた。足4付近の高値で一度揉み合ったが、この時点でベア派の大半は降りているかブル派に回ったと考えられ、わりとあっさりとブレイクした。
 その後安値2で長大陰線が現れているが、これはブル派の利確とベア派の仕掛けが重なったものと考えられる。ベア派はここから反発が開始すると思ったかもしれないが、次の足では仕掛けに満足したベア派の中のスキャルパーの利確と、ブル派の仕掛けが重なり、結局上昇が続いたと考えられる。


 理想は足9での仕掛けだと思うが、足8で仕掛けて結果的にうまくいった。
 ただ足1で売ったり、足7の1本前の足でツーレッグ目の下落を目論んで売ったりして損失を生じさせているため完全に満足な1日とはいえない。足7の前の足での仕掛けは、この上昇トレンドにおいては意味不明で損切り続きの中で生じた無駄な仕掛け。

2018/1/25(木)

分析チャート

コメント

 この日は14時半以降からヨーロッパ中央銀行の政策金利発表や総裁会見などが予定されており、前々から急騰、急落に対する警戒をする日だった。

 足1の急騰の時間(9:45)は特に指標発表が計画されておらず、なんらかの要人発言があったことによる急騰かもしれないが、1分で30pips近い高騰が起こっており、やりづらい相場であることを印象づけている。

 要人発言などに構わずチャートを見ると、足2は9時前から始まっている下降トレンドにおける安値1の戻り売りの仕掛けポイントに見えるが、その優位性については不明。
 その後足3まで続くツーレッグの下落が生じていることから、足1で仕掛けたブル派の大半が足1内で決済したことが見て取れる。一部をスイングしようと思ったブル派も、その次の足が足1の高値を試したものの反発してミクロダブルトップの陰線で引けたことから、決済に回ったものと考える。  25EMAから読み取れるように一応トレンドとしては下なので、足2(の1本前の足の安値を下抜いたところ)で仕掛けることは不思議なことではない(「まだ上昇するのでは」という人間特有の恐怖感はある)。
 足2で仕掛けた場合は、高値2の足が決済候補。

 足4で再び安値を試しに行こうとする動きが見られるが反発し上昇した。

 足7はプルバックの反転狙いのポイントに見える。前の足が25EMA近辺で反発し、反転足で引けた後の高値1の足で、ツーレッグ目の上昇を狙ったもの。
 見方によっては足5が足4から始まるツーレッグの上昇の終点で、足5の上ヒゲからツーレッグのプルバックと見えなくもない。その場合、足6は調整における実質高値1の足と解釈でき、足7は実質高値2となる。

 足10がこの日一番仕掛けやすそうな足で、足8から始まる下落に対する調整の、安値2の仕掛け足。
 足9からの調整のプルバックにおいて、安値1の足がトレンドラインを下抜いた後再度上を試し、足10の1本前の足が直近の高値に届く手前で反発し陰線として引けたことから(ついでに25EMAを上抜いた後反発したというおまけつき)、シグナル足、仕掛け足ともに典型的なパターンとなっている。
 高値1や高値2が決済候補の足。

 以降、政策金利発表や総裁会見などの影響による高騰と見られる足が見られる。
 金利発表時はそれほど目立ってないが(それでもユーロドルの5分足のローソク足としては大きい)、総裁会見時の高騰はファンダメンタルズ要因と見られ、仕掛けられそうにない。 完成されたチャートを見ると仕掛けられそうに見える足があるにはあるが(例えば足11や足12)、値動きの激しさやブローカーのスプレッドの拡大、スリッページの発生など、通常時とは異なる別のリスクも大きく、わざわざリスクをたくさん支払ってまでやる相場ではないと考える。

 足11で仕掛けたとして、逆指値を足11の安値の下に設定していた場合、次の足で切られ、また足12で仕掛け、逆指値を足12の安値の下に設定していた場合、次の足でまた切られ、そして勝負を降りた後一気に上昇する足を見届ける…というような憂れき目に合っていたかもしれない(トリプル0の下に逆指値を設定していれば損切りは防げたかもしれないが)。
 プライスアクショントレードを遂行するのであれば、このようなイレギュラーな相場は避けて、高勝率が見込めるパターンに絞って取引したいところ。


 この日は足1の出現を見て以降、仕掛けないつもりではあったが一応見ていた。
 終始値動きの激しい1日、という印象で、うまく仕掛けられる自信もなかった。
 特に会見中の増減は頭の中で「ここで仕掛けかな…」と思った数秒後に反発、また反発と続き、意見が二転三転する始末だった。足12と次の足で安値をほんの少しだけ下回ってから急上昇する様は絶句だった(仕掛けていれば完全にやられていた)。


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2018/1/26(金)

分析チャート

コメント

 昨日の急騰後少し落ち着きを取り戻したように見えるが、ボラティリティは平均よりも大きい印象の1日。アジア市場では上昇が再開しており、欧州市場スタート直後もその勢いが続いている。
 足1は直近高値を試す足であるが届かず反発している。足2がプルバックの調整を目論んだ逆張りの仕掛け足。

 足2の下落以降横ばいが続いており、明確な仕掛け足は見当たらない。足3が調整のプルバックにおける安値4の足ではあるが、明確な仕掛け足とは思えない(レンジ内で揉み合っており、バーブワイヤーのパターン)。


 この日は私用でチャートを一切見ていないため、厳密には振り返りではない。
 結果的ではあるが仕掛けられそうに見える足が見られず、もしマーケットに参加していたら損切りしてただけで終わったような気がする。
 全体的に見て下降相場であるが、ところどころで実体が重なり合うような揉み合いが多く、トレンドフォローをするにもしづらい1日に見える。GDP発表時の影響と思われる急騰もかなり鬱陶しい。

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