5分足チャート 1週間振り返り ユーロドル(EURUSD)2018/1/29~2/2

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

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備考

・コメント、チャート内の時刻は全て「東ヨーロッパ時間(EET)」です。冬時間時のため、+7時間することで日本時間になります。

・トレードを実際に行っている時間を9~16時(日本時間16~23時)に限定しているため、分析はこの時間内をメインに行っています。

・今週のチャートはFXTFのMT4チャート(デモ口座)を使用しています。

2018/1/29(月)

分析チャート

コメント

 前半レンジ、後半下降トレンドの1日。

 9時前に足1を右底とするダブルボトムを形成後ブルフラッグを抜け上昇し、足2が直近高値を更新したがここから伸びず下落。週明け直後の高値は超えられず、レンジ相場を形成。
 ただ、足1、2は前回安値と高値を少しだけ更新しており、エキスパンドの波動となっている。

 足3は急落後の25EMA到達足で、安値1の足であるため、仕掛ける場合、足2からの下降レッグをワンレッグ目としたツーレッグ目の下落であることを意識したい。スキャルピングなら成功していた。

 足3を安値1とする場合、足4が安値2の足に相当する。足3がブレイクしたマイナーな上昇トレンドラインと、足1の安値(レジスタンスライン)を足4の前の足が試して反転し、陰線となったことから、プルバックの反転を狙った戻り売りの仕掛け足となったと考える。
 仕掛け足が大陰線になったものの、レンジ相場を抜けることはできず、大きなリワードは得られず(スキャルピングなら成功)。

 足5も安値2の足で、前の足の安値を抜けた後勢い良く下落したが後続が続かず反発し、ツーレッグの上昇が生じた。

 足6は1本前の安値を更新した直後に反発し高値を超えたため、安値更新をシグナルとして売ったベア派を追い込んだと考える。
 押し目買いが狙えるポイントと考えるが、1本前の上ヒゲが長いためリスクも大きい。

 足7が足2の高値を試そうとしたが、約1pips届かなかった。足7の高値を再度試すような上昇が以降にも続いたが、足8の安値4を起点に下落。

 足9と、足7と8の間の高値でダブルトップ、1本前の足でミクロダブルトップを形成し、上昇は継続せず下落が始まった。

 足10は足9から始まった下降レッグのプルバックの反転における安値2で、足10が一時的に25EMAを超えて大陽線を築いたあとに急落し陰線で引けたことから、足10で買いを仕掛けたトレーダーの大半は、足11の途中で損切りを余儀なくされたと考える(例えば足10の1本前の安値を下回ったところなど)。
 10時台に記録した安値の下に逆指値を置いていたブル派は、足11の次の足で損切りとなり、ベア派の勢いは継続した。

 足12は定義上高値3だが、実質高値2と同様と考える。

 足13は約1時間ぶりに25EMAに迫った足となったが、それと同時に10時台の安値も試しており、パターンブレイクプルバックの形。安値1で、マイナーなトレンドラインを抜いたばかりの足ではあるが、仕掛ける余地はあったと考える。

 足14の高値1の足は前の足を上抜いた時点では大陽線となっており、ブル派のエントリーを誘う足となったと考えるがダマシとなり十字足で引けた。
 ここで仕掛けたブル派のスキャルパーの逆指値は、足14の安値の下と考えられ、足15はそれを下抜いたところで勢いが増し、大陰線となった。


 この日はレンジで仕掛けられないと思ったが、足11で仕掛けることができた。残念なのは、序盤で余計な損切りを複数行ったことと、足11の仕掛けを足12で全て決済してしまったこと。足12の時点では十分なトレンドが発生していることがEMAからでも十分分かるため、一部はスイングすべきだった。

 足13がラインを上回らない限り保持し、足16の高値2などで決済したいところ。

 また、足6や足15のような失敗ブレイクを狙ったトレードは全部スルーだったためもっと検証をして自信をつけて仕掛けなければならない(いけそうな気がしたが、自信がなくスルーした)。

2018/1/30(火)

分析チャート

コメント

 6時ころから継続的な下降が続き、25EMAの下にローソク足をつける展開が続いたが、9時を境にプルバックが始まった。足1はプルバックにおける上抜け失敗の展開で、安値2の足のため、戻り売りが狙える足と考える。

 足2は定義上高値1ではないが、1本目の下降レッグを終わらせる足としては十分機能しており、足3の高値1は実質高値2の足と解釈できる。
 足4の安値は、前の足の安値をわずかに上回っており、安値2の足にはならなかった。足5が足4の高値を超えた後徐々に値を上げていき、足3から始まった調整のプルバックが推進方向への上昇を生み出した。
 足4や安値1の足で売ったベア派を足5の上昇で損切りに追い込んで、ダブルの圧力が発生したと考えられる。

 以降25EMAに到達せずに一方的な上昇トレンドが生じている。安値2や3の足は仮に入れているもので、実際数値は割りとどうでも良いくらいに「高値○」の度に上昇を続けている。

 足6は定義上高値1と考えるが、足6の2本前の足の上ヒゲは一回目の下降レッグを終わらせていると解釈するとツーレッグのプルバックの終点だったといえる。そのため、押し目買いの余地は十分にあると考える。

 足7の高値が直近高値に到達後下落し、ダブルトップとなり、長く続いた上昇が一旦落ち着いた。
 足8は見方によっては高値2にも見えるが、マイナーな下降トレンドラインを抜けた最初の足であるため、さらなるプライスアクションを待ちたい。

 足9の急落は足8以降で買ったブル派を追い込み一時的ではあるが急落の相場を生み出した。しかしあまりに一時的で再度安値を試す足が出現しなかった。

 足10は25EMAギャップ足で、実質高値2の押し目買いポイントとなった。結局トリプル0までスリープッシュの上昇(足11から16時までの上昇をワンレッグと見ればツーレッグの上昇)が生じた。


 9時過ぎから10時半頃まで私用で外出していたため、足1は仕掛けられず、足5は見ていたが「足4が安値2になったあと上抜けしたら失敗ブレイクのトレードだな」という解釈で見ていたため、足4が安値2にならずにあげた今回のパターンでは仕掛けることができなかった。
 「だいたい似ていたら、同じ結果になる」という旨の一文は、ブルックス本で何度も見受けられるが、今回のパターンもそれに準ずるものとなったかもしれない。

 また、足9の時点では「足8の安値近辺にブル派の買いが殺到している」という考えが頭にあったため、売りで仕掛けることができたが、うまく決済できなかった(ほぼトントンの結果)。
 売りに執着するあまり、足10での仕掛けが出来ず、上昇を見送るだけになってしまった。

 一見下降トレンドに見える中での上昇(足5)、上昇トレンドにおける急落(足9)をリアルタイムで「なぜそうなったか」を論理的に理解できていたつもりだったが、トレードには活かせなかった。これも検証不足所以だと考えられ、さらなる検証(トレーニング)が必要と感じた。
 ただ、理解できたこと自体は収穫なので次に活かしたい。


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2018/1/31(水)

分析チャート

コメント

 アジア時間は上昇トレンドを築いていたが9時を境目に強めのプルバックが入り、押し目買いの機会が生じそうな展開からスタートした。
 足1は前の足の高値を超えてはいないが、上ヒゲが長く、1分足では高値1に相当するようなブル派の反発があったことが見受けられる。そのため、足2は定義上高値1ではあるが、25EMAに数時間ぶりに到達して反発した「実質高値2の押し目買いポイント」のように見える。
 結局足2は一時的には強気の陽線となっていたが十字足として引け、どちらつかずの展開となった。

 足3は、実際は定義上高値2ではないが、形としては高値2に近い。1本前の足が足2の安値を超えていれば足3が高値2になるがそうなっていないため「実質」高値2の足。
 強い上昇トレンドにおけるプルバックが25EMAに到達した中での高値2の押し目買いポイントとして機能した。

 足4の安値2で急落したが、事前に何らかのサインは見られなかった。安値1の足が陽線で引けていることなどからブル派が強く見えたが足4の反転足が上昇の終了を予感させたか、ブル派の損切りとベア派の反発がダブルで機能したと考えられる。

 足5は高値2に近い形で、押し目買いをしたブル派が決まったかに見えたが、50レベルで反発した。9時前に50レベルで反発した跡が2度あり(その後1回ブレイクされている)、ベア派にとっては牙城ともいえる値で、ここでヘッドアンドショルダーのような波動を形成。

 足6が足5を下回ったところでブル派が降りたか、勢い良く下落した。定義上は安値1だと考えるが、実質安値2に近い足と考える。
 足7は足6に次ぐ下落でツーレッグ目の下落。

 足8は、足4を起点に始まろうとしている下降トレンドを意識して売ったと思われる、ベア派が追い込まれた足となった。次の足は高値2の足となり、ベア派は損切りに追い込まれたと考える。
 足9も前の足で売ったベア派を損切りに追い込む高値2の足になったと考える。

 以降ゆったりとした上昇が続いているが、値幅が狭く、トレードしにくい展開。
 足10の前3本くらいの下ヒゲからはベア派のポジションが貯まっているように見えるため、足10が高値2の押し目買いポイントに見えたが、思ったほどの上昇は起こらず、方向感のない揉み合いの相場が続いた。
 ADP雇用統計を事前に控えていることの影響の可能性が考えられる。

 15:15(日本時間22時15分)はADP雇用統計の発表があり、発表と同時に急落したのか、チャート上はギャップ足になっている(別のブローカーのチャートだと下影陽線)。


 理想は足3での買いと思うが、足2で買いポジションを立てて、無事成功した。
 このとき誤って多重で成行注文してしまい、ロット数が倍になってしまったが、結果的に良い結果になった(あまり褒められたものではない)。

 他、足5で買い、足6で損切りにかかったところでドテン売りをしたが、後続が続かなかったため、建値近くで決済した。
 売った時点での想定では、足7から始まった下落のような展開が足6から始まり、ツーレッグの下落となることを望んだが、実際そうなるのに時間差が生じた(足6以降3本連続で陽線となった)ため、うまくいかなかった。

 以降はADP雇用統計の発表前の凪相場と発表直後の狂乱をおもんばかって観察のみにとどめた。
 指標発表の内容自体は強い指標結果(予想よりも良い雇用情勢)だったようで、それをインプットしてるのかしてないのか定かではないが、発表と同時にドルが大量に買われている(もしくは買い戻している)あたり、自動売買プログラム(高頻度取引)が暗躍してるのではないかと思っている。

(余談)
 あと、発表前後は3年ぶりらしい皆既月食のタイミングでもあったため、チャートよりも空を観察していた。
 相場界では天体と相場の関係を分析する「FXアストロロジー(金融占星術)」なるものがあるらしいが、今日のような出来事はアストロロジー的に何らかの影響があるのかなと思った。

2018/2/1(木)

分析チャート

コメント

 下降レッグが続いていたが、足1を起点にプルバックが始まった。
 足2で安値1の弱気の陰線が出現し、マイナーなトレンドラインをブレイクしたため、安値2を待ったが、安値2は現れず大陽線が4本続く展開となった。

 足3~足4では横ばいの相場が続き、その中でダブルトップを形成し、一時的に下落している。
 足5はダブルトップの後の調整における高値2であるが、ダマシになり逆に陰線となって引けた。

 足6は足4から続く下降レッグに対する調整のプルバックの安値2の足。
 足7は安値を更新していないが、高値2のような役割を果たしたか、ベア派を追い詰めて強気の陽線を形成した。

 足8でレジスタンスライン近辺に到達し反発、足9で再度反発したことでダブルトップを形成した。これで1.245近辺に強固なレジスタンスラインを形成したかに見えたが、足10であっさりとブレイクされた。
 ブレイク後の値動きはそれほど強くなく、レジスタンスライン近辺で降りたベア派はそれほどいなかったと考える。


 強いトレンドが生じているのにフォローできず、ちゃぶついた相場の中で売り買いを繰り返して損失を量産してしまった。
 特に足5~足7では複数回勝手にダマシを食らうような損切りがあった。さっぱりの1日。


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2018/2/2(金)

分析チャート

コメント

 9時までは全く値動きがなかったが、9時から上昇を始め、トレンドを形成し始めている。
 足3は定義上高値1の足であるが、ベア派の反発がこの足の中では起こらず、大陽線となっている。
 足1の時点でツーレッグの上昇が完了していると考え、足2の十字足で1回目の調整のプルバックが終了していると解釈できれば、足3は実質高値2のプルバックの反転狙いの仕掛け足として解釈できたかもしれないが、ややイレギュラーなパターン。

 足4の1本前の足は25EMAを下回り、足4はEMAを上抜けず反転し陰線として引けている。
 そして足5は再度EMAの上抜けを目指すも途中で反転し陰線となっているおり、仕掛けることができた可能性がある(プルバックの反転、失敗ブレイクのトレード)。
 もっとも、もう少しブル派の仕掛けの後が確認できればもっと良かった(例えば足4の次に足4と同じサイズくらいのミクロダブルトップとなるような足)。

 以降下降トレンドではあるが、前の足の大半が重なっているトレーディングレンジを形成しているため、仕掛けづらい展開。雇用統計の発表を待つトレーダーが多いと考える。

 雇用統計発表時は下に大きく触れ、数時間に及ぶ強い下降トレンドが形成された。


 雇用統計を控えていたこともあり、12時で取引を終了した。
 足5での仕掛けは逃し、あとはトレード機会はなし。

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