5分足チャートエントリー分析 ユーロドル(EURUSD)2017/10/23

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

分析チャート

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分析内容

執筆日:2018年1月23日

足1:プルバックの反転(≒tff、pbp)

時間帯

2017/10/23 9時台(日本時間:15時台)

採点

エントリー:1.5点(@、Trend:-、Signal:-、25EMA:◎)

リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)

総合:2.5点

コメント

 上抜け失敗後のプルバックの反転、およびマイナーなトレンドラインのパターンブレイクプルバック。

 9時過ぎに起きた上昇(3本連続陽線)で先週最後の足の安値近辺に到達し、実質窓を埋める足となった。
 また、この上昇は当日の高値を更新した足でもあったが、実体の小さい陰線→大陰線(安値1)と続き、再びレンジ内に押し戻された。

 そのままツーレッグの下落が生じ、ツーレッグ目がマイナーなトレンドラインをブレイクする形になった。
 上抜けに対する調整と思いきや、実体の大きさから明らかにベア派の方が勢いがあることが見受けられる。

 高値1の足がトレンドライン、レンジの下端、そして25EMA(75EMA)を試した後反転した。安値1の足も仕掛け足として機能すると考えるが(パターンブレイクプルバック)、調整における安値1の足であることと、シグナル足のそれなりに実体のある陽線がネックであるため、安値2を待ちたいと考える。

 結局、調整の戻しの中に安値2の足は現れなかったが、安値1の足の下ヒゲとその次の足の上ヒゲを見ると、1分足などの下位時間足チャートではツーレッグ目の調整があったことが想像できる。
 もし、安値1の次の足が安値1の足の安値を下回れば「実質安値2」と同等に扱った良いと考える(0.1pips足りなかった)。

 そして、足1が実質安値2の仕掛け足になった。寄り付き後に安値を更新したタイミングで仕掛け(おそらく寄り付きからすぐ)、逆指値は1本前の足の高値の少し上に置く。

 足1の前の足も含めて5本連続陰線となったがそこから横ばいになり、ツーレッグ目に相当する下落は高値1の足の前の足までの小さい2本の陰線と考える。
 また上位時間足だと、足2以降の下落がツーレッグ目の下落に相当すると考えられる。

 高値1は部分決済の候補で、一部をスイングしていれば足2以降の下落も拾えたと考える。足2の前の高値が建値近辺まで戻しているため、場合によっては建値での決済になっているかもしれない。

足2:プルバックの反転

時間帯

2017/10/23 10時頃(日本時間:16時頃)

採点

エントリー:5点(Trend:○、Signal:◎、25EMA:◎)

リワード:3点(RR2.0:○、RR3.0:◎)

総合:8点

コメント

 下降トレンドにおける25EMAでのプルバックの反転。

 足1から始まった下落に対するプルバックが25EMAに到達と同時に反転し、仕掛けポイントとなった。
 仕掛け足は定義上安値1となるが、その前に高値1の足を起点にツーレッグの調整と見受けられる展開が確認できるため実質安値2の足と同等にみなすことができると考える。

 足2の1本前の足が実体の小さい陰線となったことで、理想的なシグナル足となている。大陽線の時に見受けられたブル派の勢いが失われていることも見受けられる。

 足2がシグナル足の安値を下回ったタイミングで仕掛け、逆指値はシグナル足の高値の少し上に置く。逆指値がかなり近いため、偶発的な上昇に対する損切りを防ぎたい場合はもう更に上に置く手も考えられる。

 足2以降高値1に相当する足がなかなか出現せず、マイナーなトレンドラインのパターンブレイクも巻き込んで20pips近い下落が生じた。逆指値が近いため、高値1の足における決済でもRR4.0が狙えるトレード。
 高値1、高値2の足あたりが決済候補。


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足3:パターンブレイク

時間帯

2017/10/23 12時頃(日本時間:18時頃)

採点

エントリー:3点(Trend:○、Signal:○、25EMA:○)

リワード:0点(RR2.0:-、RR3.0:-)

総合:3点

コメント

 下降トレンドにおけるポール・フラッグ・スイングの形のスイングに相当する下落を狙った仕掛け。
 一応パターンブレイクとしているが、安値3(高値3)の足の上抜け失敗からのトレードでもあり、プルバックの反転でもあると考える。

 まず、安値2の足は25EMAに遠いこともあり、プルバックの反転を狙うには早いと考える。また、トレンドラインのブレイクもまだなため、仕掛けは控えたい。

 安値3の2本前の足が25EMA到達後反発し、上影陽線となっている。それから2本後に安値3の足が出現したが、下抜け後上昇し高値3の足にもなった。
 この足での仕掛けは安値2同様トレンドラインを抜けてないため、早いと考える。

 安値3の次の足が2バーリバーサルとなるヒゲのほぼない大陰線で引けたが、安値4とはならなかった。
 そして足3が安値4の足でトレンドラインを抜けたことで仕掛け足となった。
 トレンドラインの引き方は人によって角度が若干変わるかもしれないが、トレンドラインを抜けたタイミングで仕掛け、逆指値は1本前の足の高値の少し上に置く。

 仕掛け後はツーレッグの下落が見受けられる。高値1からの戻しが建値を少し上回り、一時的な含み損を抱えた可能性があるが、最終的にはうまくいっている。
 あいにく高値2の足のタイミングが5分足では悪く、ツーレッグ目の下落がほとんど拾えない可能性が高く、仮に高値2の出現と同時に全ポジションを決済したとしても、RRは2.0に満たない程度のトレードとなる。

足4:パターンブレイクプルバック

時間帯

2017/10/23 16時頃(日本時間:22時頃)

採点

エントリー:0.5点(@、Trend:-、Signal:○、25EMA:-)

リワード:2点(RR2.0:○、RR3.0:○)

総合:2.5点

コメント

 当日安値地点でのパターンブレイクプルバックで、パターンとしてはダブルボトムブルフラッグからの上昇に近い。

 下降トレンドの勢いが徐々に失われ、高値、安値のカウントをしづらい陽線と陰線が交互に繰り出されるレンジ相場を形成した。徐々に高値が切り下がっているため、13時の記録した安値をサポートラインとしたディセンディングトライアングルおよび下降チャネル(チャネルラインは引いていない)が見受けられる。

 15時台に安値を試す足が数本出現したがその度に反発があり、先にブレイクしたのは下降トレンドラインの方だった。
ブレイク後25EMAを試したあとトレンドラインを試す展開となり、足4の2本前にはトレンドラインとサポートラインの両方を試すような展開となっている。

 足4の1本前は一度反発したが、再度安値を試している。0.2pipsだけ前の足を上回っているため定義上高値1の足で、ワンレッグ目の下降レッグ(調整)を終了していると考えられる。そして2回目の試しがツーレッグ目の下降と解釈できる。

 足4はヒゲのない大陽線で、高値2の仕掛け足になった。懸念点は、過去数時間にわたってレートがEMAの下を推移している点(→弱かろうと下降トレンドではある)であること。安値更新に失敗したという事実はあるが、まだ上昇トレンドが開始されたという実証はまだないため、ポール・フラッグ・スイングのようなトレンド継続パターンのパターンブレイクプルバックと比較してやや勝率は低いと考える(未検証)。

 足4の高値が1本前の高値を上回ったところで仕掛け、逆指値はサポートラインの少し下に置く。
 仕掛け足から安値1の足が出現するまでに8本あり、この時点で十分なリワードを獲得できる。途中陰線で引けた足があるが、安値を下回ることはなかった。

 安値1の足は決済候補で、途中の陰線のおかげでツーレッグの上昇の終点にも見えるため、ここで大半のポジションを決済したい。RRは3前後が狙え、上々なトレード。
 一部を残してスイングしても良い結果が得られるが、安値3の足はプルバックの反転の失敗と解釈できそうなため、決済候補と考える。

※高値2の足でプルバックの反転の仕掛け足として仕掛けてしまった場合、反転がダマシに終わり、後々損切りにかかる。
 トレンドラインを抜けたのが足2のため、その後の試しを待ってから仕掛けたい。

足5:パターンブレイクプルバック(≒pr)

時間帯

2017/10/23 18時台(日本時間:24時台)

採点

エントリー:0.5点(@、Trend:-、Signal:○、25EMA:-)

リワード:2点(RR2.0:○、RR3.0:○)

総合:2.5点

コメント

 足4から始まる上昇に対する調整後のパターンブレイクプルバックで、ポール・フラッグ・スイングのパターン。

 17時台からの調整のプルバックが25EMAおよび75EMAに到達し、高値2の足がプルバックの反転に見えたがダマシに終わった。安値1の足から引けるトレンドラインを明確に抜けた足が高値2の足のため、トレンドラインを試す押しのあとに仕掛けたい。

 安値3の足が十字足になり、シグナル足になりかけたが高値3が出現せずに下落が継続した。
 足5が定義上の高値3で、実質高値4ともとれそうな足になっている。25EMAを完全に下回っているため、仕掛けとして高勝率トレードとは言い辛い感があるが、足4からの形は典型的なポール・フラッグ・スイングと考える。

 足5の高値が1本前の高値を上回ったところで仕掛け、逆指値は足5の安値の下に置く。

 足5の3本後の足はまだワンレッグ目の上昇に見え、安値1の時点でもワンレッグしか上昇していないように見えるが、以下調整のプルバックが続き、上昇が継続しなかった。
 安値1の時点で十分なリワードが獲得できているため早くて安値1の足、次の候補が安値1の2本後の足などで決済できれば理想。
 逆指値が近いため、決済次第でRR4.0が狙えるが、現実的にはRR3~4の間になると考える。

 余談ではあるが、足4からの上昇幅と足5からの上昇幅はほぼ一緒で、N波動(ABC調整)100%達成とともに下落している(下図)。
 もしポール・フラッグ・スイングの形だと思いN波を計算したのであれば、それを根拠に100%地点で大半を決済しても良いと考える(時間が時間だけに)。

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