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分析チャート
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分析内容
執筆日:2018年1月17日
足1:プルバックの反転
時間帯
2017/10/19 12時台(日本時間:18時台)
採点
エントリー:3点(Trend:-、Signal:○、25EMA:◎)
リワード:3点(RR2.0:○、RR3.0:◎)
総合:6点
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上昇スイングに対するプルバックの反転。
10時台に突然急落しているが、11時台にはそれを無かったことにするような反転の上昇が起こっている。
「調整の戻し」にしては実体の大きい陽線が多く、上昇開始後の安値1の足が最終的に陽線として引けるなど、ブル派が圧倒的に強いことが伺える。
安値1の2本後の足が25EMAに到達し反転して、陰線の十字足で引けている。この足は戻り売りを狙うためのシグナル足として機能しかけたが、次の足が安値2とならず一気に上昇し、EMAを上抜けしたことで売って損切りすることは免れた。
安値3の2本前から下落が始まり、安値3の足も含めて4本連続で陰線をつけた。
高値1の足が25EMAを底にして上昇したので買いの仕掛けに見えるが、ここは高値2を待つのが賢明と考える。
高値1の次の足の安値が、高値1の足の安値をわずかに下回っており(0.5pips)、「安値4の売りの仕掛け足」とも解釈できそうであるが、この足はダマシに終わった。もし仕掛けてしまった場合、足1で損切りに合う上、うまくドテンできればいいが、売りに思考が寄っていると考えられるため、仕掛けが遅れるか仕掛けられずに見届けることになるかもしれない。
その安値4(ブローカーによっては違うかもしれない)の足の次の足は大陽線となり、この足がシグナル足となった。
シグナル足の次の足(足1)がシグナル足の高値を上回ると、調整の押しにおける高値2の足となり、25EMAとの兼ね合いも考慮するといい仕掛け足となり得ると考える。
足1は寄り付きとともに上昇し、シグナル足の高値を早々と上回ったと考える。ここで仕掛けて、逆指値はシグナル足の安値の少し下に置く。
その後は11時台から始まった上昇が継続する形となった。足1の2本後に陰線が現れているが、安値1はそのさらに先の足で出現した。
安値1の時点でそれなりのリワードが得られる。逆指値も近かったため、安値1と安値2で半々決済してもRR4.0前後のリワードが得られたと考える。
余談ではあるが、11時台の上昇(高値1の足)からの上昇スイング幅を足1を起点に計算すると、N波動(ABC調整)100%達成がちょうど上影陽線の上端にあたる(下図)。
足2:プルバックの反転
時間帯
2017/10/19 16時台(日本時間:22時台)
採点
エントリー:4点(Trend:◎、Signal:○、25EMA:○)
リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)
総合:5点
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上昇トレンドにおけるプルバックの反転で、押し目買いポイント。
足1以降25EMAに触れない強い上昇が約3時間に渡って続いたが、安値4(安値2ともいえそう)の足を機に急落し、調整を始めた。
高値1はEMA到達とともに反転して出現した足で、一見仕掛けに良さそうに見えるが、大陰線から見えるブル派の勢いのなさ(利確が一挙に入ったことなどが考えられる)や、ツーレッグ目の調整の可能性を視野に入れて、ここは仕掛けずに様子を見たい。
高値1の2本後にツーレッグ目の調整が始まったため、以降の足は高値2の仕掛けのチャンスが来ることを常に想定しながら見たい。
高値1の足以降の下落はツーレッグ目の下落と想定しているが、その中でも小さいツーレッグの下降が確認できる(1回目:陰線1本、2回目、下影陰線とシグナル足)。
高値1の足の3本後の下影陽線はシグナル足となり得たと考えるが、次の足が高値を上回らず不発に終わった。
結局足2の1本前の足である下ヒゲのない陰線がシグナル足となった。引けの時点ではEMAを下回っているが、足2がシグナル足の高値を上回った時点ではEMAを上回っており、比較的仕掛けるのには躊躇しないパターンになったと考える。逆指値は仕掛け足の安値の少し下に置く。
足2の次の足が足2の安値近辺まで下落しており、スプレッドの幅によっては逆指値にかかって損切りにかかったかもしれない。かかったとしてもこの足で再度仕掛け直したい(気分は最悪だが、結果的にはうまくいく)。
仕掛け後は、安値1の出現時点でそれなりのリワードが得られており、この足や安値2の足が決済足候補と考える。
足3:プルバックの反転
時間帯
2017/10/19 17時台(日本時間:23時台)
採点
エントリー:5点(Trend:◎、Signal:◎、25EMA:○)
リワード:0点(RR2.0:-、RR3.0:-)
総合:5点
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上昇トレンドにおけるプルバック中の高値2の反転上昇狙いの仕掛け。
2本のEMAの乖離具合からも強い上昇トレンドが確認できる。
足2以降の上昇でトレンドラインとチャネルラインがイメージできると考える。50レベルで反転して始まった調整の押しはツーレッグの下落を作り、足3の1本前の下影陽線がツーレッグ目の下落の終了を見出すシグナル足となった。
足3はトレンドラインに少し届かないところで反転しているが、25EMA近辺で下影陽線をつけた高値2のため、仕掛けたいところ。
足3の高値がシグナル足の高値を上回ったところで仕掛け、逆指値は、シグナル足の安値の少し下に置く。
その後は強いトレンドに違わぬ長大陽線を形成したが、チャネルの上端に届かず失速した。安値2の出現あたりで切ればなんとか損失は起こらないが、それでもRR1.0程度となる。
他
1回目の見送り(10時台)
1本前の足の高値を更新した後急落しており、失敗ブレイクのトレードに近い形。ただし、トレンドラインを抜けてから出ないと上抜けが失敗したといえないため、リスクが大きすぎるため見送りとした。
1本前の安値を下回ったタイミングでの仕掛けは完全な逆張りとなるためもう1つ以上のなんらかの根拠がほしい。
ヘッドアンドショルダーの右肩の最終点であることは根拠になりそうではあるが、その真意はやや未知数のため根拠としていない。
見送り足以降ツーレッグの下降が確認でき、安値1のタイミングで売りを仕掛けることはできるかもしれないが、ユーロドル基準で考えるとボラティリティがやや異常のため考えどころ。
2回目の見送り(18時台)
トレンドラインをブレイクした後の安値2の足で、パターンブレイクプルバックの足。
方向としては順張りのはずだが、強い上昇トレンドの直後の売りのため、見送りとした。
足3以降の上昇と、高値からの下落幅を比較すると、下落のほうが勝っているため、短期的にはベア派が勝っているようには見える。
少なくともパターンブレイク後の安値1の売りだけはトレンドを理由に避けたい(見た目は相当良く見えるが)。
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