チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。
分析チャート
※画像をクリックすると拡大表示されます。
分析内容
執筆日:2017年12月30日
足1:プルバックの反転
時間帯
2017/10/10 12時台(日本時間:18時台)
採点
エントリー:5点(Trend:○、Signal:◎、25EMA:◎)
リワード:3点(RR2.0:○、RR3.0:◎)
総合:8点
コメント
11時頃から始まった上昇に対する押し目買いポイント。
11時の上昇を発端に25EMAを上抜けし、シグナル足まで25EMAに到達することがなかったところから、それなりのブル派の強さが伺える。
下落の調整が始まってから高値1、高値2(高値1の2本後)の足がともに陰線となっている。
高値1の足は、その前の2本の陰線の長さからベア派の強さとブル派の利食いが合わさったものと判断できるため、仕掛けるには早いと考える。
高値2の足は、高値1よりも上のレートで記録されており、このまま上昇したと仮定するとすでに絶好のエントリーを逃していた(≒高値1の足が仕掛けポイントだった)と考える。
結局高値2の足も失敗し(次の足でも上が試されたが反発した)、下降レッグを形成した。15分足チャートだったら、高値1の足の前の下落と合わせてツーレッグの下降が確認できるかもしれない。
やがてレートが25EMAに届くと一変しブル派が反発を起こした。足1の2本前の足がEMAの到達足で、その足を帳消しにするような強気の陽線が現れ、シグナル足となった。
この足で15分足、5分足双方においてツーレッグの下降が終了したと判断できると考える。
そして足1が高値3となったところで仕掛ける。逆指値はシグナル足の下に置く。
仕掛け後、安値2の足の1本前の足がブルフラッグをブレイクしたものの反発に合い、ティーズブレイクの足になっているが、ここで決済するのはまだ早いと考える。定義上安値2であるが、安値1の足(安値2の3本前の足)は陰線ではあるが「安値1」と即座に判断できるような足ではなく(安値がほぼ揃っている)、安値2の足が「実質安値1」のような足と判断すべきと考える。
やがて高値2の足(この足も仕掛け足)でパターンブレイクし、ダブルの圧力が生じた。
決済ポイントは高値2の次の足(クライマックスになり得るような大陽線かつ、トリプル0への到達)、足3(1本前の足の安値を下抜いたタイミング)が理想だが、トリプル0を抜けたあと反転足となっている足3の1本前の足でも良いと考える(トリプル0を下抜けしたタイミング)。
うまく決済できればRR4.0も狙えるが、多少ズレても3.0は堅いトレード。
※この時点ではトレンドライン、チャネルラインともに引けていないため、チャート上に引いているチャネルラインは決済判断には加えられない
足2:パターンブレイク(プルバックの反転)
時間帯
2017/10/10 13時前(日本時間:19時前)
採点
エントリー:2点(Trend:○、Signal:○、25EMA:-)
リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)
総合:3点
コメント
上昇トレンドにおけるパターンブレイクおよびプルバックの反転狙いの押し目買い。
足2の2本前の足が下降トレンドライン(ブルフラッグ)に対してティーズブレイクとなっており、一旦は押したものの、次の足が上昇トレンドラインの手前で反発し、シグナル足となった。
2本のトレンドラインでウェッジを形成している。
足2を「高値2」としているのは、足1からの上昇を起点として数えたもので、見方によっては高値1の足とも解釈できそう。高値1と解釈できたほうが、より押し目買い(プルバックの反転狙い)として仕掛ける抵抗がないかもしれない。
唯一の懸念点は、シグナル足と仕掛け足の安値が25EMAに対し少し余裕がある(隙間がある)点だが、そこは上昇トレンドラインによる反発という事実においてフォローされている。
プルバックの反転として判断した場合、シグナル足の高値を上抜いたところで仕掛ける。パターンブレイクとして仕掛ける場合はラインをブレイクするのを待って仕掛ける。どちらにしても、逆指値はシグナル足の下に置く。
決済ポイントは足1の仕掛けと同様。RR2.0は狙えるが、利確が遅れた分だけリワードがどんどん小さくなるため、うまく利食えないと後々引きずりそうなトレード(本当は気にする必要ないのだが)。
足3:急上昇に対するプルバック
時間帯
2017/10/10 13時台(日本時間:24時台)
採点
エントリー:1.5点(@、Trend:-、Signal:○、25EMA:○)
リワード:0点(RR2.0:-、RR3.0:-)
総合:1.5点
コメント
急上昇に対する安値1の足であるが、EMAとの乖離具合やトリプル0での反発といった材料から仕掛けられなくはないと考える。ただし完全な逆張りトレード。
シグナル足の安値を下回ったところで仕掛ける。逆指値はシグナル足の高値の上になる。
シグナル足となる上影陰線のヒゲが長すぎるが故に、エントリー時の逆指値が遠い(約10pips)。
仕掛け足が陰線として引けた時点で逆指値を近めに修正すると良いと考える(例えば仕掛け足の高値の上)。
その後は継続して陰線が続き、初めて陽線が登場した次の足が高値1となったが、最終的には弱気の陰線となっている。「この状況で押し目買いを仕掛けるか?」と考えたらこの押しに対して高値1で仕掛けるのは理想でないと判断できると思うので、できれば決済せずに高値2を待ちたい。
決済するにしても全部ではなく半分以内にしたい。
高値2の足も上影陰線となったが、シグナル足の高値と高値1の足を結ぶ直線を明確に上抜けした足であることからベア派の勢いが徐々に収まりつつあることは伺える。高値2の足から3本後の高値3の足までのどこかで決済したい(最悪高値2が確認できたタイミングでも悪くないと考える)。
高値2が確認できたタイミングで決済すると約15pipsと上々の取引になるが、逆指値が遠かったためRRは1.5となり、まずまずのトレードというレベル。
とはいえ、足1や足2で仕掛けて、足3でドテンできていればこの時点でそれなりのリワードが獲得できている。
足4:パターンブレイクプルバック
時間帯
2017/10/10 16時台(日本時間:22時台)
採点
エントリー:2点(Trend:○、Signal:-、25EMA:○)
リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)
総合:3点
コメント
緩やかな上昇トレンドにおけるブルフラッグブレイク後のパターンブレイクプルバック(見方によってはパターンブレイク)。
足4の前に、25EMAを下抜けて75EMAまで到達する下落が見受けられるが、後が続かず、高値4の足を起点とした上昇によりトレンドラインをブレイクしている。
この時点でメジャーな上昇トレンドライン(青のライン)の存在が明確に見え、それと同時にトレンドチャネルラインもある程度想定できると考える。
25EMAの下抜けで一見上昇のトレンドが途絶えたかのように見えるが、継続的にEMAの下を推移していないこと、EMAとローソク足とのギャップの狭さやEMAの向きなどからまだトレンドの転換と見切るのは早いと考える。
トレンドラインをブレイクした後、一度ラインを下抜けしティーズブレイクを思わせる展開になったが、足4では25EMAに触れるか触れないかのところで反発し包み足となって引けたことでパターンブレイクプルバックの反発狙いの仕掛けチャンスが生まれた。
理想は足4の引け(シグナル足の高値上抜け)でエントリーしたいが、次の足の下影陽線でもいいし、結果的には再度トレンドラインを試したあと反発した足4の次の足のほうが、成功率はより上がった状態だと考える。
逆指値は仕掛け足の安値の下(25EMAの下)に置く。
決済タイミングは、一つ目は安値2の足で、ちょうど足3の高値近辺で揉み合った中で生じた安値2であるため、部分決済するならここでしたい。
一番の理想は、チャネルライン近辺にある足5の2本前の大陽線をクライマックス足として解釈し、引けと同時に決済するタイミングであるが、足5の大陰線を確認してから決済する(=チャネルでの反発を確認)のも十分理想的といえる。
チャネルライン近辺では足5の2本前の足、1本前の足で2回試した後があり(1回目の試しはややライン手前)、足3本で構成するダブルトップと解釈できる。
安値2で半分、足5の前で半分決済すればRR2.5ほどのリワードとなり、まずまずのトレード。
足5:チャネルライン近辺でのプルバック
時間帯
2017/10/10 18時頃(日本時間:24時頃)
採点
エントリー:0.5点(@、Trend:-、Signal:-、25EMA:○)
リワード:0点(RR2.0:-、RR3.0:-)
総合:0.5点
コメント
トレンドラインに対して平行なチャネルライン近辺に置けるプルバック。足5近辺における振る舞いについては足4における説明の通り。
シグナル足と仕掛け足の安値の差が0.3pipsしかないことと、仕掛け位置から逆指値のポイントまでが遠い点がネックで、かつ逆張りのため、足5にて買いポジションを決済するだけで終わりにしたほうが良いのでは(売りは見送り)と考える。
仮に仕掛けた場合、決済ポイントは高値2の足あたりと考える。トレンドに対して逆を張っているためあまり引っ張りたくはない。
高値2で全部決済したとしてRR1程度。
0 件のコメント :
コメントを投稿