5分足チャートエントリー分析 ユーロドル(EURUSD)2017/10/11

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

分析チャート

※画像をクリックすると拡大表示されます。


スポンサーリンク

分析内容

執筆日:2018年1月1日

足1:プルバックの反転

時間帯

2017/10/11 10時台(日本時間:16時台)

採点

エントリー:1点(Trend:○、Signal:-、25EMA:-)

リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)

総合:2点

コメント

 午前中からじわじわと上昇しつつある中での押し目。約1時間前には急な高騰も見られる。
 一度25EMAを下回る強い調整が確認できるが、すぐにブル派が勢力を取り戻した印象。

 足1の3本前の大陽線が高値1の足になるが、この時点では調整の下降レッグが1回しか確認できない点と、EMAとの距離感などから高値2を待ちたい。

 シグナル足は安値2で、高値1の安値を少しだけ下回ったあと反発した。
 もう少し押して25EMAまで到達すれば、もっと分かりやすいシグナル足となったと考える。

 足1が仕掛け足となり得る根拠は、2本のEMAから確認できる強い上昇トレンドであることと、調整における高値2の足という点の2点(あと25EMAの上で推移していることも加えると3点)。
 仕掛けはシグナル足の高値を上回ったタイミングで、逆指値はシグナル足の安値の下に置く。

 仕掛けの後、定義上安値1となる足が7本後まで現れなかった。
 2本前の長大陽線がチャネルラインを上抜けしていることなどから、安値1の足で全決済でも悪くないと考える。もしポジションを残す場合、数本後の安値2の足が1本前の安値を下回ったタイミングか、トレンドラインをブレイクしたタイミングなどで決済したい。
 安値1で全決済した場合、RR3弱が狙えるトレード。

 なお、トレンドラインとチャネルラインは、この足1の上昇後で確認できるライン。

足2:パターンブレイク

時間帯

2017/10/11 12時台(日本時間:18時台)

採点

エントリー:2点(Trend:○、Signal:○、25EMA:-)

リワード:1点(RR2.0:○、RR3.0:-)

総合:3点

コメント

 上昇チャネルをブレイクしたあとの戻り売りタイミング。大きく下落したあとの安値1のため、ツーレッグ目の下落を狙う。
 トレンドラインをブレイク後、ラインを試すような戻しの足が現れず一気に下落した比較的珍しいタイプ。

 調整の戻しが75EMAに到達後反発して、ミクロなトレンドラインをブレイクした。
 75EMAで反発したということは、15分足の25EMAにおいては理想的な戻り売りタイミングであった可能性が高い(いつも5分足でやろうとしていることが15分足で現れた)。

 仕掛けのタイミングは、足2が寄り付き次第できるだけ早く仕掛けたい。逆指値は2本前の足の高値の上付近に置く。
 足2に一切の戻しがないため、唐突な仕掛けタイミングになっているが、シグナル足が陰線であることと、足2の2本前の足が75EMAで反発したという事実がトレードチャンスが近いことを予期していると考える。

 とはいえ、王道の戻り売りを狙うなら25EMAまでの調整と安値2を待つべきかもしれない。今回はやや特殊なパターンといえる(急激な下落から始まった下降レッグのため、EMAの位置関係も75EMAが25EMAより下につけている点など)。

 チャネルブレイクからの下落幅と、足2からの下落幅が約20pipsで、N波動に近い流れ。
どれだけ意識されたかは不明であるが、トリプル0を目前にして到達せずに反発したところは注目に値する(N波動が意識されたかもしれない、という弱い根拠)。

 N波動達成を根拠に高値2の1本前の足で決済できれば最高だが、なかなかそううまくできると思えない。高値2の足(更新はたった0.2pips)か、高値2の5本後の足(高値3)までに決済したい。
 RRは仕掛けがうまくいけば2.0くらいは狙えるが、仕掛け、決済がズレれば1程度。


スポンサーリンク

足3:プルバックの反転

時間帯

2017/10/11 14時台(日本時間:20時台)

採点

エントリー:5点(Trend:○、Signal:◎、25EMA:◎)

リワード:2点(RR2.0:○、RR3.0:○)

総合:7点

コメント

 12時台からの上昇が継続し、再びレートが25EMAを上回ったあとの押し目。数時間前までは下降トレンドに転換したかを思わせる急落があったため狙いづらいが、パターンとしてはいつもの押し目買いパターンに近い。

 EMAの方向からはトレンドの強さは伺えないが、12時からの継続的な上昇はブル派の強さを十分に確認できる。また、戻り売りが失敗しているような箇所(「?」の足)も見受けられ、ブル・ベアの均衡がブルに偏っていると思われる。
 足3は調整における高値1の足であるが、仕掛ける方向に対して十分なトレンドが見受けられるため、高値2を待たずに仕掛けても良いと考える。

 2本前の大陰線に対し、次の足(シグナル足)が十字足で、安値がほぼ揃っている。シグナル足の時点で安値が3本揃っており、堅いライン(ビルドアップ)を形成している。安値の地点に25EMA(75EMA)が引かれているのも好材料。

 仕掛け足も安値を試したあと反転上昇した。シグナル足の高値を上回ったところで仕掛ける。逆指値は25EMAの下に置く。
 もう少し上昇すれば明けの明星に近いパターンになるが、ならなかった。

 3本後に高値2の足4が出現し、どちらで仕掛けても同じ結果が得られた。
 結果的に足3での仕掛けは少し早かったのかもしれない。

 決済ポイントは数多くあるように見えるが、まず1つ目の決済ポイントは安値2の足。この時点でエントリー時点よりも強い上昇トレンドが確認できるため、決済するにしても一部に留めて、できるだけ多くのポジションをスイングしたい。
 以降も「安値○」の足が何度か見受けられるため、利食いをするならその足で行いたい(本当は「高値○」の足が出る度に増し玉するべきなのかもしれないが)。

 数時間において形成された細めのチャネルを上抜けたexの足で決済できれば理想。
 exの足まで引っ張れればRR7近いトレードになる。部分利確することを前提として考えてもRR3.0強は狙えると考える。

足4:プルバックの反転

時間帯

2017/10/11 14時台(日本時間:20時台)

採点

エントリー:5点(Trend:○、Signal:◎、25EMA:◎)

リワード:2点(RR2.0:○、RR3.0:○)

総合:7点

コメント

 足3と同様、上昇トレンドにおけるプルバックの反転。
 シグナル足の高値上抜けとともに仕掛け、逆指値は25EMAの下に置く。

 以下決済は足3参照。

足5:ダブルトップの反転

時間帯

2017/10/11 18時台(日本時間:24時台)

採点

エントリー:2.5点(@、Trend:-、Signal:◎、25EMA:○)

リワード:0点(RR2.0:-、RR3.0:-)

総合:2.5点

コメント

 チャネルブレイク後高値を試し、ダブルトップをつけたあとの反転売り。ダブルトップになると同時に、右肩がトレンドラインの延長線上を試している。

 足5の2本前の陽線が高値を試し、1本前の足が反転し陰線として引けたことでシグナル足の見分けは付きやすい。足5がシグナル足の安値を下抜いたタイミングで仕掛ける。逆指値はダブルトップの少し上に置く。

 まだトレンドは上昇で逆張りのため、あまり長くポジションは引っ張らずに決済したい。
 高値2の足は25EMAで反発しているようにも見えるため、遅くてもこの足で全て決済したい。

12時前の安値2の足

 上昇トレンドラインをブレイクした足だが、ビルドアップもなく唐突なブレイクであることから、ある程度下落してからプルバックがあるものと考える。
 1本前の足の安値を下回ったタイミングで売るという手は考えられなくもないが、逆張りである点と、トレンドラインをブレイクしたあと戻しが来る可能性が高いことを考えると、もし仕掛けたのであればそれほど長く引っ張るべきではない。

 今回に関してはトレンドラインを試すような戻しが一切見られずに下落したが、このようなパターンはあまりなく、毎回このようなパターンを期待してブレイクで逆張りの売りを狙うのは得策ではないと考える。

13時台の「?」の足(の前後)

 トレンドが下降トレンドに変わりつつある中での戻り売りタイミングに見える。
 ?の足の次の足では一時的に売られたあとが下ヒゲから確認できるが、そのあと一気に反発し強気の大陽線を記録した。

 もし仕掛けてしまった場合、設定したであろう逆指値(シグナル足の高値の上あたり)で勝手に決済されたと思うが、下影陰線の高値を上回ったタイミングで決済できれば理想的な損切り。
 わりといい売場に見えるが、調整の陽線の実体の大きさから、ブル派がわりと強くあるようにも見える。

関連書籍


前の記事

5分足チャートエントリー分析 ユーロドル(EURUSD)2017/10/10

次の記事

5分足チャートエントリー分析 ユーロドル(EURUSD)2017/10/12

スポンサーリンク

スポンサーリンク

0 件のコメント :

コメントを投稿