ボブ・ボルマン著 - FX5分足スキャルピングおよびアル・ブルックス著 - プライスアクショントレード入門の内容に則って分析しました。
従来通り1週間分まとめて投稿するつもりでしたが、先週からブルックス的視点でチャートを見るようにしてから文章が長くなり始めたため、文の長さに合わせて記事を区切ることにしました。
分析する時間帯は8:00～20:00（東ヨーロッパ時間、日本時間：15:00～翌3:00）としています。アジア市場は動きが小さい可能性が高い点、もしトレードするなら欧州時間メインということでスルーしています。
※チャート内の記号や略字の意味はこちらで確認ください。
上位時間足
※以下画像はクリックすると拡大して表示されます
15分足（12/4～12/8）
5分足チャートとコメント
12/6
前日同様、深夜から早朝は上昇、8時から下降の転じる相場。EMAとローソク足の位置関係からも見て取れる。
足1で一度安値を付けた後の調整がEMAに当たり、反発した足3が安値2の足（安値1は足2）。ちょうど安値2を下回った時にミクロトレンドラインも下抜けしており、エントリーの根拠となり得る。
下落幅は大したことはなく、以降チャネルとして相場が意識される展開になった。チャネルをブレイクするまでは（足6）エントリー足を上回る高値は出現しなかったため、悪くても建値で切れたら良いと考える。
足4に差し掛かる前に高値2が確認できるため、早くてそこで決済と考える。
足4もEMA到達までの調整から下落しているが、エントリーのタイミング（安値4）とチャネル幅を考慮するとリスクが大きいと考える。チャネルラインに到達してようやく2:1のトレードとなるため見送りたい。
足5がダマシの安値になり、ダブルボトムブルフラッグの展開になった。足6が高値2兼トレンドラインブレイク足となっている。ビルドアップが見られない点とEMAとの位置関係上、パターンブレイクと同時のエントリーは適切ではないと考える。
結局トレンドラインへの試しがこの後見受けられなかったが、ブレイクした時点ではパターンブレイクプルバックの押しがくるものとして考えると、なおエントリーは避けたい。
足7は上昇トレンドラインに対する、反発（ある意味その時だけ考えると順張りかもしれないが）上昇が失敗に終わったことを示す2バーリバーサルの大陰線。トレンドラインを超えたかどうかというところまで下落している点、EMAを下抜けしている点、1本前の足の安値を下回っている点から、失敗ブレイクからのトレードが狙える。
以降初めて高値が1本前の足の高値を上回った足は足10（足8と足9は高値が同値）。足10の前の足の段階までがツーレッグの下落にも見えるし、足11の高値2の足までをツーレッグと見るかは分かれるとところだと思うが、足7でエントリーしたのであれば少なくとも足9までは引っ張りたい。
足11以降は調整がツーレッグにわたって続いている。足12は調整における安値1の足。足13は調整における安値2の足で、足13と前2本で3本構成のダブルトップ（右肩下がり）となっている。
足12（安値1）が傾斜が急な方のミクロトレンドラインを抜けており、安値2でエントリーするための条件としては悪くないが、緩やかな傾斜の方のトレンドラインは抜けられていない。
足13の次の足がトレンドラインを明確に抜けたところで飛び乗るほうが、より勝率が高いといえる（リワードは落ちる）。
足7から見てポール・フラッグ・スイングの流れになっており、下落するほうが順張り方向である。
ブレイク後はトリプル0のマグネット効果もあったか、00レベルまで勢い良く下落したあと揉み合っている。
足14が下落からの高値2の足ではあるが、ベア派を押し返すだけの強さがブル派になく、足15はダマシのブレイクになる形で安値3の下落が生じた。足16が高値3で決済ポイントの1つ。
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はじめまして、callccといいます。
返信削除「ボブ・ボルマン、アル・ブルックス」でたどり着きました。緻密な分析、大変参考になります！
私は色々な手法を試して、最近、ボルマン流でトレードし始めました。アル・ブルックスは読み込み中です。このブログを見て、アウトプットも重要と考えてブログも始めました。
引き続き、分析・トレード頑張ってください。
はじめまして。コメントありがとうございます。
削除私はまだまだ勉強中の身ですので、分析記事などは参考程度にしていただければ幸いです。特に開設当時のもの（ポンド円）はヒドいのでお気をつけください…（近々非公開にしようと思ってます）
まだしばらくはユーロドルチャートの5分足の分析をして、Forex Testerでシグナル足・仕掛け足の動きの確認をしようと思っています。
今後ともよろしくお願いします。