過去チャート分析 5分足トレード研究 ユーロドル(EURUSD)2017/12/8

 ボブ・ボルマン著 - FX5分足スキャルピングおよびアル・ブルックス著 - プライスアクショントレード入門の内容に則って分析しました。

 従来通り1週間分まとめて投稿するつもりでしたが、先週からブルックス的視点でチャートを見るようにしてから文章が長くなり始めたため、文の長さに合わせて記事を区切ることにしました。

 分析する時間帯は8:00~20:00(東ヨーロッパ時間、日本時間:15:00~翌3:00)としています。アジア市場は動きが小さい可能性が高い点、もしトレードするなら欧州時間メインということでスルーしています。

※チャート内の記号や略字の意味はこちらで確認ください。

上位時間足

※以下画像はクリックすると拡大して表示されます

15分足(12/4~12/8)


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5分足チャートとコメント

12/8

  8時前後で確認できる数本レベルの上昇トレンドラインをブレイクしてから下落が始まった。
 下落開始直後のポジションを取るのは難しいが、足4の戻り売りあたりからはトレンドに沿って売りを考えたいところ。
 足1もシグナル足になり得ないことはないかもしれないが(次の足が安値1で仕掛け足)、まだトレンドとして表れていないためリスクは大きいと考える。

 足2からの調整で足3は安値2の足になるが、2本前の足の安値を超えられずダマシのような足になって失敗してしまった。
 足4は調整開始から3本目の上昇レッグの安値3の足で、足1が25EMAに到達して以来の25EMA到達足。
 一定の下降トレンドが確認できる中での調整が25EMAに到達し、安値2(今回は3)で仕掛けるパターンは順張りの鉄板パターン。…ではあるが、シグナル足がトレンド方向とは逆の陽線になっているため、やや積極的なトレードという印象(どちらにしても12月スタート以降ボラティリティが小さめな日が続いているので、リスクはそれなりにつきまとう)。

 足5は2本前の強気の陽線からブル派の勢いが垣間見えることと、安値2ではなく安値1のため、エントリーは慎重にならざるを得ない(もうワンレッグ上昇があるのではないかという警戒)。
 ただ、明確な下降トレンドであると判断した場合は、足5のようなEMA到達→安値1での順張りショートも狙うのもいいかもしれない(足4の場合と同様シグナル足が陽線ではあるが、実体の小さい足でかつ上ヒゲが多少含まれており、大陽線の勢いが完全に失われているという解釈ができる≒宵の明星のような展開が期待できる)。
 結局足5を起点にツーレッグの下降を生んだ(とはいえ天井から底まで約12pips)。

 足7も調整の上昇が25EMAに到達してから1本前の安値を下回った足(安値3)ではあるが、安値1、安値2の足がトレンドラインを下回ってない点(足7とその次の足がトレンドラインを初めてブレイクした)と、(安値1、安値2の足が)共に陽線となって引けた点からベア派に勢いが見られない。足4とはその点で異なるためエントリーは控えたい(EMAの傾き度合いも水平に近く、トレンドが失われている)。
 その後の足8で再度ブレイクしてはいるが、その後の勢いも弱かった。

 足6以降の横ばいの流れは、15:30(日本時間22:30)に発表される米国雇用統計に対する動き待ちではないかと推察される。
 足9が発表直後の足。個人的に雇用統計を始めとする影響力の大きい指標発表系の前後は取引を控えたいと思っているので、以後割愛する(16:00以降は指標発表直後のトレンドが活きて、トレードができるのかもしれない)。

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