過去チャート分析 5分足トレード研究 ユーロドル(EURUSD)2017/12/5

 ボブ・ボルマン著 - FX5分足スキャルピングおよびアル・ブルックス著 - プライスアクショントレード入門の内容に則って分析しました。

 従来通り1週間分まとめて投稿するつもりでしたが、先週からブルックス的視点でチャートを見るようにしてから文章が長くなり始めたため、文の長さに合わせて記事を区切ることにしました。

 分析する時間帯は8:00~20:00(東ヨーロッパ時間、日本時間:15:00~翌3:00)としています。アジア市場は動きが小さい可能性が高い点、もしトレードするなら欧州時間メインということでスルーしています。

※チャート内の記号や略字の意味はこちらで確認ください。

上位時間足

※以下画像はクリックすると拡大して表示されます

15分足(12/4~12/8)


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5分足チャートとコメント

12/5

 昨晩から早朝にかけてローソク足がEMAの上に居続ける上昇相場が続いていたが、8時頃には緩やかに下降線をたどり始めた状態。足1は当日の最高値を試す上昇となったがブレイクできず。
 流れに逆らう上昇であった上に高値で明確に反発を食らったことで、一時的な下降相場が生じたと考えられる。

 ただ、足1以降の下降レッグ(6本連続陰線)を抜くだけのエントリー根拠があったかと言われればネタに乏しく、足1の安値を下回った2本後の陰線がエントリー足として入れるかというと厳しいと考える(逆指値の位置はかなり明確ではある)。
 当日高値で反発した事実はあるが、再度上を試さない根拠もなく、見送りという印象(足1の次の足も高値を試すミクロダブルトップの展開から、陰線包み足となって引けるくらいの展開があればいけるかなと感じる)。

 足3が足1からの下降レッグから見て2回目の下降で、安値2の足となる。わりとすぐブル派の反発を受け高値2が出現する展開となっているが、ブル派の勢いも乏しく足4で安値3が出現し、再度下落が始まっている。
 「ブル派の勢いのなさ」は、足3の2本後の足(陰線十字足)などから見て取れると考える。

 足4からの下落をツーレッグの下落の開始と見ると、足5が高値2の足に相当し、ツーレッグの終了となる。ここでの高値2以降の展開はブル派に勢いがある(連続で陽線となっていることからそれが伺える)。
 足5と7を結んでできる上昇トレンドラインと足6を接点とするトレンドチャネルラインの間を推移する展開が続いた。

 足9ではチャネルラインを上抜けるとともに、チャネル内にすぐ戻ったことで足7からみたツーレッグの上昇の終点になり、ブル派の最後の利食い機会という印象を色濃く残した。

 足10の前には数本のビルドアップ足があり、反発上昇よりもパターンブレイクに対する期待が持てると考える。足10でパターンブレイクしてからはブル派不在の一方向の相場となった。
 足10の2本後にわずかながらブル派の抵抗のあとが見えるが、以降上ヒゲほぼなしの陰線が続いているところからもブル派不在が伺える。

 足11で1本前の足を0.1pipsだけであるが上回る展開を見せるが、さすがにここまでの下降レッグに対してこれを反転上昇の材料と見るには弱すぎる。以降も徐々にブル派の反発が見て取れるが、勢いはベア派が圧倒している。

 足12で再び1本前の足を上抜いたが、まだベア派の勢いは止まらなかった。以降はやや売られすぎな感があるが、足11から12にかけて反発をかけたブル派が降りたことによる結果と考える。
 足13は足12から見て高値2の足で、この時点でまだポジションを持っていた場合、足13以後2本を含めたどこかで決済できれば理想。

 足14は下降トレンドにおけるEMA到達→反発の順張りショートパターン。調整の上昇における安値2の足。

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