過去チャート分析 5分足トレード研究 ユーロドル(EURUSD)2017/12/7

 ボブ・ボルマン著 - FX5分足スキャルピングおよびアル・ブルックス著 - プライスアクショントレード入門の内容に則って分析しました。

 従来通り1週間分まとめて投稿するつもりでしたが、先週からブルックス的視点でチャートを見るようにしてから文章が長くなり始めたため、文の長さに合わせて記事を区切ることにしました。

 分析する時間帯は8:00~20:00(東ヨーロッパ時間、日本時間:15:00~翌3:00)としています。アジア市場は動きが小さい可能性が高い点、もしトレードするなら欧州時間メインということでスルーしています。

※チャート内の記号や略字の意味はこちらで確認ください。

上位時間足

※以下画像はクリックすると拡大して表示されます

15分足(12/4~12/8)


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5分足チャートとコメント

12/7

 深夜から早朝にかけては動きが全くと言っていいほどなく、1.18前後をうろうろする相場となっていた。
 結果的にこの1日は全く値動きはなく、スキャルピングレベルのトレードが数度できるかどうかという1日。
 ボルマン本寄りのトレードはできそうにない(max-minで30pipsの値幅しかない)。

 8:00前から徐々に下降し始めているが明確に下降トレンドといえるレベルではないと見受けられる。
 逆マグネット効果なのか再び足1の前の足が1.18をブレイクしたが、足1は反転足となり1.18を下回って引けたことで、トリプル0のブレイクは失敗に終わった。
 わりと長めの陽線が2本続いてトリプル0を上抜いたにも関わらず後が続かないところに、方向感がまるで無い相場であることが伺える。

 足1からはツーレッグの下落となった。足2は高値2の足。また当日の最安値近辺でもあった。

 足3で反転の十字足となったが、足2からここまで安値1の足はなく、次の足の陰線が安値1。足3の前後の足で宵の明星を形成した。
 足2と足3の間にあるヒゲのない陰線は、1本前の安値を下回ってないが、1回目の上昇レッグを終わらせるには十分の効果があったと考えられる(より短い時間足(例:1分足)で見ると、おそらく安値1の足が確認できる)。
 結果的に足3の次の足は定義上は安値1だが、2回目の上昇を終わりで、かつ反転足をシグナル足とする仕掛け足として機能した(この時点ではまだトレンドラインは引けていない)。

 足4は急なブル派の反発が起きているが、未遂に終わって陰線ピンバーとして終わったよく分からない足。一応高値1の足となった。

 足5は高値2の足で(陰線ながら)、足3から始まったツーレッグの下降が終わった(1回目の下降レッグの終わりは足4で、2回目の開始も足4という解釈)。

 足6の唐突な下落はニュース要因かもしれないが、一応調整における安値2の足でもある(安値1は足5の次の足)。急落する前の時点ではトレンドラインも引ける状態で、足2と5でダブルボトムを形成していることから、ダブルボトムベアフラッグにも見える。

 ダブルボトムの底を下抜いたこともあり、(数は少ないかもしれないが)ブル派が撤退したことで勢いが増したと考えられる。足2近辺の安値を基準に引いたトレンドチャネルラインに到達するかしないかのあたりで反発が起こっていることから、トレンドラインとチャネルラインがある程度意識されているものと思われる。
 この急落を起点とした高値2の足が足7。完璧なエントリーをしたとしてもせいぜい10pipsもなく、順張りで張るにもさらなる展開がないと難しいと思われる。

 足8でトレンドラインをブレイクしているが、ビルドアップもないため、プルバックを待ってからエントリーをしたいところ。
 足10近辺でトレンドラインを試しているが、ブル・ベア双方に勢いが見られず、陰線と陽線が交互に表れている。EMAも水平に近く「どっちに転んでもおかしくない」という印象(朝からずっとそうだが)。

 結局足11の高値3を機にプルバックが起こってツーレッグの上昇が起こった。足12が高値1でツーレッグ目開始の押し目買いポイント、足13が2回目の上昇の終点で、それがはっきりと分かるのは足13の3本後の陰線(安値2)。
 またトリプル0をレジスタンスラインとする反発となった。以下1.18を上限とする方向感のない相場(割愛)。

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