5分足チャート 1週間振り返り ユーロドル(EURUSD)2018/3/5~9

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

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備考

・コメント、チャート内の時刻は全て「東ヨーロッパ時間(EET)」です。冬時間時のため、+7時間することで日本時間になります。

・トレードを主に行う時間帯を10~18時(日本時間17~25時)に限定しているため、分析はこの時間内±1時間をメインに行っています。

・チャートのデータはデューカスコピー・ジャパンのヒストリカルデータをForex Tester(2、最新版は3)にインポートしています。

デューカスコピー・ジャパン

2018/3/5(月)

分析チャート

コメント

 欧州時間からは上昇→押し→上昇の流れの1日。

 足2は安値2の足だが、マイナーなトレンドラインを初めて抜けた足のため、戻りがあることを意識して仕掛けは見送りたい。

 足3で売った場合、逆指値は1本前の足の高値の少し上につけると思われるため、次の足で損切りする。

 足3が上昇トレンドラインを下抜けた後反発し、ダマシの安値(ティーズブレイク)となったため、次の足の下降トレンドをブレイクしたところ(足4)で買いを仕掛けたい。

 足5は上昇トレンドラインブレイク後のプルバックで、上昇トレンドラインを再度試したあと反転した足となっている。またダブルトップの右肩にもなっており、高値が切り下がったため仕掛ける余地がある。

 足6は短期的なトレンド方向へのパターンブレイクになっているが、その前に、ティーズブレイクの足が2本あり、仕掛けるのは難しい印象。

 足7は1本前の足と合わせて下ヒゲの長いミクロダブルボトムを形成しており、(引き方次第でもあるが)上昇トレンドライン近辺での反発が確認できるため、優秀なシグナル足となったと考える。次の足が高値を上抜けたところで仕掛ける。

 足8もトレンドラインを意識できていれば仕掛ける余地があったかもしれないが、1本前の上ヒゲが長いため、高値上抜けを待っていると仕掛けが送れてしまう。

 足9で終値が直近高値を超えて引けたことで、ベア派がついに折れた印象。

 足10は上位時間足(15分足)レベルで考えた時、足8から見てツーレッグの上昇の終点ともとれる足(=次の足が安値2に相当)で、1本前の足と合わせると三川宵の明星のシグナル足パターンとなっている。逆張りではあるが、足10の次の足はプルバックを狙った仕掛けが狙えると考える。


2018/3/6(火)

分析チャート

コメント

 足5のパターンブレイクプルバックは、足1の高値を起点として足3の高値を通るように引いた下降トレンドライン(チャネル)に対するもの。

 一方、足4のパターンブレイクプルバックは足2の高値を起点に引いたトレンドラインに対するもので、足4の1本前の足が上昇トレンドラインで反発していることから、二重の根拠が揃っているため、足5よりも仕掛けの根拠が揃っていると考える。また、ちょうど高値2の足であることも好材料。

 強いて言えば、足4の仕掛けはEMA基準で見ると逆張りに近いことがネック。もっと長い目で考えると、前日から上昇に対する調整のプルバックが足1から続いており、ポール・フラッグ・スイングの概念におけるフラッグの終点近くを仕掛けた形になっている。

 足6で大きくブレイクアウトしたが、足4や足5などで仕掛けたブル派と、足3の高値を基準としたダマシの高値などで売りを仕掛けたベア派の均衡が破れたことが要因と考える。足5の足から始まるoio(包み足→孕み足→包み足)のパターン。

 足6は、レジスタンスラインを意識できていたらラインのブレイクや、ダマシの高値のラインを超えたところで仕掛けられたかもしれないが、案外盲点である印象(下降チャネルが続いていたため)。

 足7は(足4以来)約3時間半ぶりに25EMAに到達した足で、足8は足7から始まったプルバックにおける高値2の足で、EMAギャップ足。

 この時点で逆ヘッドアンドショルダーの肩と頭がイメージできていれば、足9の実質高値2(定義上では高値3)が最後の肩の部分であることが想像でき、仕掛けるチャンスとして考えられる。

 足9で仕掛けた場合、ビルドアップを伴わないブレイクであったため、下降トレンドラインに対する試しのプルバックが来るものと想定する。足10が引けた時点で20pips弱の含み益を抱えているため、大半をここで決済できれば最高のトレードになるが、足11のような1本前の安値を切り下げるような足が出現したときに最低でも半分以上は決済したい。

 足11はパターンブレイクプルバックの足となったが、あまり長くは続かなかった。それでも5分足でツーレッグの上昇がわかりやすく確認でき、足12が安値2のため、足11で仕掛けた場合はここで全てのポジションを手仕舞いたい(上位時間足レベルで考えると、足9からの上昇に対する足12も安値2という感じ)。

 約3pips程度の含み益でしかないが、これもトレードの1つとして割り切りたい。



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2018/3/7(水)

分析チャート

コメント

 足1と足2は、それぞれチャネルラインをブレイクした後反発して引けており、そのチャネルで売られすぎ(買われすぎ)たことを示唆している。この後どちらもトレンドラインをブレイクしチャネルが途絶えている。

 足2は、1本前の足が上昇トレンドラインに到達した後反発し、下影陽線として引けていることから、足2の寄り付き直後で仕掛ける余地がある。

 足3は足2のようなチャネルラインを抜けた後にできたミクロダブルトップのアウトサイドバーで、ブル派の勢いが収まりつつあることが伺える。もう少し明確なブル派の失敗があれば仕掛けやすいが、足3や足3の次の足で仕掛けられるかもしれない。

 足4はトレンドラインをブレイクした後の試しのあとの反転で、ブル派の買いが失敗に終わったことを示唆する足。25EMAの上であることから少し仕掛けづらい印象ではあるが、パターンブレイクプルバックとしての仕掛けが考えられる。前提として、足2でチャネルラインブレイクが失敗に終わっていることも大きい(それがなければただの低勝率の逆張りのショート)。

 足5は下降トレンドラインを抜けた後ダマシとなった足。この時点で上昇トレンドラインとのウェッジが確認できるため、上昇トレンドラインを抜けるまで待ったほうが勝率が高いと考えるが、一応仕掛け候補の足。

 足7は初めて上昇トレンドラインを抜けた状態で引けた足で、足6のティーズブレイクからの上昇がダマシに終わっていることも合わせて仕掛けられそう。足7の1本前の足の安値を下回っていないことが唯一のネック。

 足7の次の足が安値近辺で推移する孕み足となっており、パターンブレイクコンビの形。足8はその安値を下抜いているため仕掛けたい。この足も実体レベルでは孕み足に終わっており、より強力なコンビ足となったと考える。

 足8の次の足は、過去4本の安値、特に足7の安値も下回り、ブル派の仕掛けが明白に失敗した足となった。足9はチャネルラインの引き方によっては利食い候補の足となる。チャネルラインを抜けて、戻して引けたことを確認してからポジションの大半を手仕舞いたい足。

 足10は25EMAとの兼ね合いと、2本連続陽線のあとの流れが途絶えるように見える実体レベルの孕み足の陰線のため、安値1でありながらも仕掛ける余地があるかもしれないが、積極的。

 足11は安値2の足であるが、1本前が陽線で上ヒゲが長めのため、ややリスクが大きい。足12も同様に安値2の売りで、こちらは下降トレンドラインのブレイクがティーズブレイクに終わって、十字足で引けた後の仕掛け。

 スキャルピングならば足11の仕掛けも足12の仕掛けも成功しているが、甲乙付けがたい仕掛け。


2018/3/8(木)

分析チャート

コメント

 足1はその日(欧州時間での0時以降)の高値に迫ったが反発し、わずかながら高値が切り下がった足。

 足2は上昇トレンドラインのパターンブレイク足で、1本前の高値2の足に対してアウトサイドバーの陰線を形成しているが、朝からずっと続いているトレーディングレンジにおける真ん中部分でのブレイクであるため勝率を期待するのは難しい。

 足2の引けや1本前の安値を下抜けたタイミングで仕掛けていれば結果的に大成功しているが、このパターンでの仕掛けが将来的に資産を増やすパターンであるかは未知数。

 足2の次の足がサポートラインをブレイクして引けたが、その後数本の陰線も仕掛けづらい。

 足3はサポートラインに対するパターンブレイクプルバックの足で安値1の足であるが、サポートラインを試しておらず、これもまた仕掛けづらい(もうワンレッグ上昇するのではないか?という憶測を持ってしまうため)。

 14時45分のユーロの金利発表は現状維持であったが、発表のタイミングで大きい値動きが観測された。

 パターンとしては、下降トレンドラインを抜けた後のパターンブレイクプルバックの仕掛け足のように見えるが(ちょうどツーレッグの下降が終わっているようにも見える)、なんともタイミングが悪い。指標発表を気にしなければ仕掛けられていたのかもしれないが、個人的には見送り。

 足4は、急上昇後の実質安値2の足(定義上の安値2は足4の2本前の下影陽線)で、逆張りを仕掛けるならこの足と考える。足4の2本前の足も仕掛け足に見えるが、単に「安値2」というだけでは根拠が薄いことを示したようなダマシの足となった。

 足4の前後ではECB総裁が要人発言をしているようで、その影響も多大にあったと考えられる。プライスアクションだけに集中した場合、足4は一応仕掛け足ではあると考える(1本前の安値を下抜けたタイミングで仕掛ける)。

 足5は、2本前の高値2の足で仕掛けたブル派を追い詰めた足で、上昇トレンドラインを抜けた足でもあり、ダブルの圧力が生じたと考えられる。

 以下強い下降トレンドが続いた中で、足6や足6の次の足などが仕掛けられそうな足。足6の1本前の足(下影陽線)は、当日の安値到達で損切りしたブル派、ブレイクで売って罠にハマったベア派、到達と同時に仕掛けたブル派などの思惑が伺える。



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2018/3/9(金)

分析チャート

コメント

 この日は15:30に雇用統計の発表があったため、発表直前の仕掛けは見送りたい。それを気にしなければ足2のプルバックの反転や、足3のサポートラインのブレイクアウトなどは仕掛けたい足。

 足4は典型的なパターンブレイクプルバック足に見える。雇用統計発表時の安値から考えると、上位時間足におけるツーレッグ目の上昇の途中という印象。


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