国内には数多くのFXブローカーが存在しますが、一見同じように見えてそれぞれ特徴があります。
その特徴を把握した上でトレードを行うことで、より良いリザルトを残せるようになると考えています。
逆に考えると、自身のトレードスタイルと合わないブローカーで取引しているとそれだけで不利になり、自身がもっているスキル通りの結果が得られない可能性もあります。
そこで今回は、仕掛けから数分、早い場合は数秒で取引が完結する「スキャルピングトレード」に適した国内ブローカーについて考察しました。
スキャルピングに適したブローカーの条件
スキャルピングトレードは、他のトレードスタイル(デイトレード、スイング)と比べて取引頻度が高く、そしてポジションの保有期間が極めて短いトレード手法です(下図参照)。
各トレードスタイルにおけるポジション保有時間と取引頻度の関係イメージ
そのため、以下のような条件がブローカーに求められます。
取引対象の通貨ペアのスプレッドが狭い
スイングやデイトレ―ドに比べて、1日に多くの取引を繰り返すスキャルピングでは、スプレッドの狭さが重要ポイントになります。
例えば、あるクロス円通貨を10万通貨取引するとします。
スプレッドが1pipsのA社と2pipsのB社で取引した場合、同じタイミングで約定、同じタイミングで決済したとすれば(理論的に)1pips分の差分が生じ、A社よりもB社のほうが評価損益が1000円少なくなる結果となります(参考:下図)。
この取引を10回繰り返しただけで10000円の差になり、これを1日分のトレードと仮定し、月20営業日同ペースでトレードすると(=月200回トレード)、計20万円の差分(損失)になります。
20万円を10万通貨の取引で補おうとすると、+200pipsの結果を得ないといけなくなります(1回の取引で1pipsのスプレッド差分が生じるため、当然の結果)。
200pipsという数字をスキャルピングで取るのは相当大変であることは想像に難くありません。スキャルピングトレードにおけるスプレッドの重要性が分かります。
約定速度、決済速度が速い
スプレッドの狭さも当然ながら、約定を指示してから確定するまでの速さ(約定速度)も重要になります。
スキャルピングは基本的に「約定した瞬間、もしくは約定した直後から想定通りの方向に動く」ことを想定して仕掛けます。そのため、マウスのクリックによる約定の指示から、実際に約定されるまでに時間がかかると、遅れた分だけ想定よりも不利な条件で約定される(=スリッページが発生する)リスクが高まります(参考:下図)。
※説明用のため、やや極端な表現をしています「結果的に有利な条件で約定される」こともありますが、先述の通り「想定の方向にこの瞬間から動く」から仕掛けるのがスキャルピングであるため、理想のトレードを仕掛ければ仕掛けるほど(スキルが上達すればするほど)、スリッページは不利な方向に動くと考えられます。
そのため、約定速度や決済速度はスキャルピングにおいて重要な要素となります。
ブローカースペック調査
以上の2点を踏まえたうえで、スキャルピングに適したブローカーを調査しました。
国内の最狭水準スプレッドとそれに適したブローカー
まず、国内のFXブローカーについて、主要通貨ペアのスプレッド最狭水準がどれくらいかを調べました(下図)。
日本のブローカーということもあり、基本的にクロス円通貨はスプレッドが狭い傾向にあります。
そして、世界的に取引高の多いドルストレートも同様にスプレッドは狭く、ユーロドルは基本的に1.0pipsを割っているのが当然というレベルです。
選定対象のブローカーにおいて、この最狭水準の大半を満たしているブローカーは計5社です(下図):
・みんなのFX
取り上げた全10通貨ペア全ての条件を満たしているのはDMM FXとみんなのFXです。
特に一番好条件なのはみんなのFXで、ポンド豪ドル(GBPAUD)1.0pipsは最狭水準の基準を大幅に変えかねないレベルのスプレッドであることが分かります。
ヒロセ通商とJFX株式会社は、ポンド円を除いた9通貨ペアで最狭水準を満たしています。
デューカスコピージャパンは、国内では少ない電子商取引(ECN)を採用しているため常にスプレッドが変動しており、場合によって最狭水準を満たしてないケースがありますが、狭い時はどのブローカーよりも狭くなっていることが伺えます。
約定速度について
まず、自身の体感でのエピソードを書くと、上記5社の中で最速はヒロセ通商です。
マウスをクリックし、離したと同時に約定が成立します(ネット環境:光、無線)。この速度感は他社と比較しても群を抜いていると感じます。
次点としてデューカスコピージャパン、DMM FXと続きます。
その中で、ブローカーが独自に「約定性能の高さ」を定量的に示しているのがヒロセ通商です。
トップページからリンクされているページに約定率の高さ(99.9%)、スリッページの発生状況について明記されており(下図右下赤枠)、透明性の高さが伺えます(矢野経済研究所調べ、2018年2月22日時点で掲載)
また、デューカスコピージャパンには論理的に約定の性能が高いこと(ECN特有のオートメーション)が明記されてあります(下画像)。
スキャルピングにまつわる由々しき問題:スキャルピングと口座凍結
さて、ここまで「スキャルピングトレードに求められるブローカーのスペック」について取り上げてきましたが、近年スキャルピングトレードにまつわる噂が横行しています。
それはスキャルピングトレードをブローカーが嫌がっており、あまりスキャルピングしすぎると口座を凍結されてしまうという噂です。
ブローカーがスキャルピングを嫌う根拠
国内FXブローカーの大半は相対取引(OTC)を採用しています。上記5社の場合、デューカスコピージャパンを除いて相対取引です。
相対取引の場合、トレーダーの注文はブローカー相対する形で成立し、その後にブローカーがカバー先の銀行に同じ量の注文を入れます(下図(a)参照)。
このフローが成立すればいいですが、スキャルピングの場合、ブローカーがカバー先の銀行に注文を入れるまでの間にトレーダーが決済するパターンが生じます(下図(b)参照)。
パターン(b)の時にトレーダーに利益(為替差益)が入った場合、ブローカーはその利益分を自腹で支払うことになり(カバーできてないため)、それが繰り返されると、トレーダーが儲けた分ブローカーは損失を被り続けることになります。
このようなケースが頻繁化することを恐れて、「スキャルピングトレードをしているユーザーの口座を凍結しているのではないか?」というのがブローカーがスキャルピングを嫌う(口座凍結する)根拠と言われています(実際に、口座を凍結された旨を報告するSNSでの書き込みは多く見受けられるが、本当にコレが理由かどうかは不明確)。
※意図的にブローカーが銀行にカバー注文を入れず、トレーダーが損切りした分の額をブローカーの利益にしようとする業者のことを「ノミ業者」(トレーダーの注文を「呑み」込むことに由来)と呼ばれている(下図がノミ業者が行っているとされる手法例)
「スキャルピングOK」を公言しているブローカー
上記5社のうち、スキャルピングを容認しているブローカーはあるか、確認してみました。
まず、デューカスコピー・ジャパンはホームページ上に「スキャルピング歓迎」の文言を表示しており、スキャルピングをすることで口座を凍結されるリスクはないと考えます。
また、JFXもホームページ上にて「スキャルピングOK」と記してあるため、安心してスキャルピング取引ができます(下図赤枠内)。
ヒロセ通商はホームページ上では文言が見当たりませんでしたが、「ヒロセ通商 スキャルピング」でGoogle検索した際に表示される広告にて、「スキャルピングで選ぶなら|ヒロセ通商のLION FX」と自社広告を打っていることから問題ないといえます。
残りの2社(DMM FXとみんなのFX)に関してはスキャルピング容認に関する記述が見当たりませんでした。
「スキャルピングを行う条件」としては整って入るものの、「スキャルピングを容認している」ことのエビデンスがなく、継続的にスキャルピングトレード可能かどうかはやや疑問です(明確にNGと宣言しているわけでもない)。
スキャルピングOKな各業者の懸念点について
この時点でJFX、ヒロセ通商、デューカスコピー・ジャパンの計3社が候補に上がりましたが、各社において以下の懸念点があるため、それぞれの懸念点の洗い出しと対策について考察します。
ヒロセ通商とJFXの懸念点
2社に共通する懸念点として、有事の際(指標発表、要人発言等による急騰・急落時)と流動性の少ない時間帯(特に週明け時)にスプレッドが大きく拡大する点です。
レートが大きく変動することが予想される指標発表…例えば米国雇用統計発表時(毎月第1金曜)の直前直後はどのブローカーもスプレッドが拡大しますが、ヒロセ通商とJFXはその傾向が顕著です。
とりわけポンド系通貨、(スイス)フラン系通貨の拡大は顕著で、マイナー通貨との組み合わせの場合30pipsを超えることもあります。
スプレッドが狭いという条件で選んでいるはずなのに、スプレッドのせいで不利な取引や損切りを強いられてはたまったものではありません。
スプレッド拡大による失敗談
私がヒロセ通商でGBPAUDを取引していた時のことです。
売りでエントリーし、+10pipsくらいの含み益を抱えていたのですが急に決済され、口座残高が減っていることに気づきました。
約定履歴を見ると自身が設定していた逆指値を大幅に上回るレートで損切りされており、取引画面を見ると20pipsを超えるスプレッドになっていました(GBPAUDの提示値スプレッドは1.6pips)。
ちょうどスプレッドが拡大した直後に指標発表があり、今回の損切りはその発表前にスプレッドが拡大した結果によるものと考えています。
指標発表時のスプレッド拡大は基本的にじわじわと広がっていくものではなく、提示値スプレッドから一瞬で拡大するため、自身が設定していた逆指値を大幅に飛び越えた値で損切りを強いられることとなりました。
スプレッド拡大に対する対策
上記の話では、逆指値を設定していなければ一時的なスプレッド拡大による損切りは発生していなかったわけですが、逆指値を設定しない取引は、急騰(急落)のような事態に対して対応が遅れて、より多くの含み損を抱えてしまうリスクが生じるため、推奨できるものではありません。
「逆指値を設定しない」以外の対策は以下のようなものがあります:
懸念点への対策①:指標発表前後や週明けは取引しない
何の予告もない急変動はスプレッドの有無に関係なく対応できませんが、指標発表時や週明け時にスプレッドが広がるとわかっているのであれば、そのタイミングはトレードを行わなければ良いだけです。
それだけで、スプレッド拡大のリスクから逃れることができます。
私は、DMM FXのコンテンツの「経済指標」ページを見て、その日に影響力が高そうな指標発表と時間を前もって確認しています。(リンク:http://fx.dmm.com/market/indicators/)
2018年3月の経済指標(DMM FXの「経済指標」ページより)
※移動後にDMM FXのトップページに飛ばされる可能性があるため、その場合は再度同じアドレスにアクセスするか画面左側にある「マーケット情報」ボタンをクリックしてからページ下部にある「経済指標カレンダー」をクリックして御覧ください懸念点への対策②:各指標発表時のスプレッド拡大具合を前もって観察しておく
米国雇用統計は発表直後にレートの急変動が起こる指標の1つですが、それ以外にもCPI(消費者物価指数)速報値の発表や金利発表時などはレートの急変だけでなくスプレッドが拡大する可能性が高い指標です。
それらが発表される時にどれくらいスプレッドが拡大するのか、1度確認しておくことでトレードを避けるべきか否かの判断ができるようになります。
※筆者が有事の際のスプレッドを観察するために各ブローカーを表示させて録画した時のキャプチャ画像
ヒロセ通商、JFX株式会社、デューカスコピージャパン、みんなのFX、DMM FX、SBI FXトレード、外為オンラインの7社
懸念点への対策③:日をまたいだポジション保有(スイングトレード)は避ける
週明け時の低流動性を要因としたスプレッド拡大によって、含み益ポジションが最悪損切りという形で決済されるリスクがあります。
そのリスクが他のブローカーとくらべて高いため、スイングトレードに関しては別のブローカーで行うことが賢明です。
デューカスコピー・ジャパンの懸念点
デューカスコピー・ジャパンでの取引は取引手数料が発生してしまう問題があります。具体的には、取引金額100万円あたり最大35円(片道)かかります(最小片道10円、下図参照)。
例として、1ドル100円のドル円を1万通貨取引すると取引金額100万円となります(100 [円/ドル]×1万[ドル]=100万[円])。
※2018/2/26時点での手数料上記2社と比較して有事の際のスプレッド拡大具合は非常に優秀ではありますが、上記取引手数料が発生するため、リスク(スプレッド拡大)を許容(対策)して取引手数料ゼロのJFX、ヒロセ通商を利用するか、リスクを抑えるために手数料を払うかの二者択一となります。
懸念点への対策①:入金額を増やす
手数料を下げる方法の1つとして、純資産額(≒入金額)を増やす手が挙げられます。
50万円未満の純資産額の場合片道35円ですが、100万円まで増やすことで片道30円に縮小されます。
なお、最小である片道10円でトレードするためには10億円の入金が必要となります。
懸念点への対策②:より多くの取引を行う
手数料を下げる別の方法として「一定期間内(30日)の取引量に応じた料金設定」があります。
有り体に言うと、「取引すればするほど安くなる」ため、スキャルピングだけに限らず、デイトレードからスイングまでありとあらゆる手法をデューカスコピー一本で行えば安くなる確率も上がると思います。
おまけ要素
ブローカーを選ぶ絶対的な基準ではないですが、加点要素にはなるため、上記3社で取引をする特典について紹介します。
取引量に応じたプレゼント・キャッシュバックキャンペーン(ヒロセ通商、JFX)
ヒロセ通商とJFXではほぼ毎月取引量に応じたプレゼント企画が実施されています。
主に食品系のプレゼントが多く(年末は来年のカレンダーなども)、最大の特長はトレードしていればほぼ確実にプレゼント獲得条件(最低条件)を満たせるくらいハードルが低いところにあります。
ヒロセ通商の18年2月キャンペーンのプレゼント商品例、このようなプレゼント企画がほぼ毎月開催されている
取引額に応じたキャッシュバック(デューカスコピー・ジャパン)
常時イベントではないですが、デューカスコピー・ジャパンでも取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
キャッシュバック規模は最大数万円クラスですがややハードルは高く、それなりのロット数で取引をしないと達成は難しいかもしれません。
デューカスコピージャパンの過去のキャンペーン例
結論
「スキャルピングトレードに適したブローカー」に求める条件は以下の2点:
・スプレッドが狭いこと
・約定速度、決済速度が速いこと
そして、できればスキャルピング取引OKを公言していることが望まれる。
最初の2条件を満足しているブローカーとして、以下の3社が挙げられる:
・JFX株式会社
・ヒロセ通商
・デューカスコピー・ジャパン
なお、上記3社は以下の懸念点があるため、各ブローカーで取引する際は気をつける必要がある:
・ヒロセ通商:指標発表時間前後や週明け等の低流動性時に、スプレッドが他のブローカーと比べて拡大度合いが大きい傾向がある
・JFX株式会社:同上
・デューカスコピー・ジャパン:取引手数料が別途発生する
結論から考える開設ブローカー最適解一覧
考えられるトレードスタイル(優先事項)に対するオススメ口座をリストアップしました。
① コストを抑えたい
ヒロセ通商 or JFX株式会社
提示値スプレッドだけならデューカスコピー・ジャパンのほうが低コストのときもあるが、取引手数料を考慮するとヒロセ通商とJFX株式会社のほうが低コスト
② スプレッド拡大のリスクを抑えたい
デューカスコピー・ジャパン
ヒロセ通商、JFX株式会社と比べると、デューカスコピー・ジャパンのほうが有事の際のスプレッド拡大度合いは抑えられているため、デューカスコピー・ジャパンが最適
③ 約定速度を優先したい
ヒロセ通商 or JFX株式会社
ECNのデューカスコピー・ジャパンを凌ぐ約定速度を誇る(筆者の体感)ヒロセ通商もしくはJFX株式会社のほうが最適(デューカスコピー・ジャパンも決して遅いわけではない)
④ トレードすることで得られる特典を重視する
・ヒロセ通商 or(and) JFX株式会社
先述の通り、毎月多くのキャンペーン企画が実施されており、またプレゼントを貰える最低基準の低さから特典を享受するには最適な2社ではある(キャッシュバック系は基準高め)…が、特典に目がくらんで余計な仕掛けを行わないことに注意。
ヒロセ通商を使うかJFX株式会社を使うかは、その月ごとのプレゼントの商品の違いで決めれば良いというくらいツールの仕様や取引ルールは2社で似通っているため、両方開設しておいても損はない
(参考:2018年3月のヒロセ通商のキャンペーン関連)
・7年間培ってきたヒロセ通商のパスタがついに完成キャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/zyeg1803/)
・オリックス・バファローズ試合観戦ペアチケットプレゼント!(https://hirose-fx.jp/landing/obt1803/)
・ゾロ目でわくわく!LION FXカレープレゼントキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/no1803/)
・国産高級黒毛和牛300gプレゼント!(https://hirose-fx.jp/landing/gj10001803/)
・3月 のりかえキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/norikae1803/)
・LION FX NZドル円取引高キャンペーン!!最大10万円キャッシュバック!(https://hirose-fx.jp/landing/nzdjpy1803/)
・LION FX ユーロ米ドル取引高キャンペーン!!最大10万円キャッシュバック!(https://hirose-fx.jp/landing/eurusd1803/)
・LION FX ポンド円取引で最大30万円キャッシュバックキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/180221gbpjpy/)
・LION FX ポンド豪ドル取引で最大30万円キャッシュバックキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/180221gbpaud/)
・LION FX ポンドNZドル取引で最大30万円キャッシュバックキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/180221gbpnzd/)
・LION FX 豪ドル円取引高キャンペーン!!最大10万円キャッシュバック!(https://hirose-fx.jp/landing/audjpy1803/)
・LION FX ユーロ円取引高キャンペーン!!最大10万円キャッシュバック!(https://hirose-fx.jp/landing/eurjpy1803/)
・3月 ひな祭り 最大5万円キャッシュバックキャンペーン!(https://hirose-fx.jp/landing/cash1803/)
⑤ 高ロット(例:100万通貨以上)のトレードを行うつもり
デューカスコピー・ジャパン
高額な資産の預金や、取引量をに応じて取引手数料が安くなるため、手数料を考慮しても他のブローカーと対した差にならなくなる点、また、指標発表時のリスクを考慮すると、ヒロセ通商やJFX株式会社はややリスキー(有力な指標発表時にトレードをしないのであればリスクの大きさはヒロセ・JFXと比べて対して変わらない)
デューカスコピー・ジャパンは人を介さないECNを採用していることもあり信頼度も高い(OTC業者と比べればの話)
⑥ 低ロット(10000通貨以下)でトレードをする予定
SBIFXトレード
※この時点で一回も出てないブローカーですが…スプレッド拡大のリスクがゼロ(下図参照、2018年1月の実績)かつ、10000通貨以下であれば一部通貨ペアについて提示値スプレッドで最狭水準(下図参照)のため、1通貨ペアあたり10000通貨以下のトレードをするなら、SBI FXトレードも候補に入れていいと思います。
検証を終え、実際の速度感で試したいというときなどはSBI FXトレードで10000通貨(1通貨ペアあたり)でトレードするのが最適解。なお約定速度はヒロセ通商・JFX株式会社と同等レベル(筆者の体感)
さいごに
スキャルピングトレードはスイング・デイトレードと比較してもトレードスキルが求められるだけでなく、一時の結果に左右されないメンタルも求められます。
上記ブローカーで本格的に取り組む前にForex Testerなどの取引練習ソフトを使って練習したり、一定条件においてスプレッドが完全固定されている取引環境でスキルを磨くことが推奨されます。
「スプレッドの拡大」や「約定速度の体感」などに関しては、複数ブローカーを使った上での私の主観的意見であるため、最終的な判断は個々で行っていただくようお願いします。
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