5分足チャート 1週間振り返り ユーロドル(EURUSD)2018/3/19~23

 チャート内に記載した文字やラインの意味や、採点の詳細などの説明は、説明ページを参照ください。

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備考

・コメント、チャート内の時刻は全て「東ヨーロッパ時間(EET)」です。夏時間時のため、+6時間することで日本時間になります。

・トレードを主に行う時間帯を10~18時(日本時間16~24時)に限定しているため、分析はこの時間内±1時間をメインに行っています。

・チャートのデータはデューカスコピー・ジャパンのヒストリカルデータをForex Tester(2、最新版は3)にインポートしています。

デューカスコピー・ジャパン

2018/3/19(月)

分析チャート

コメント

 目立った指標発表系イベントはなし。

 ちょうど9時前に記録した安値を最安値とした上昇が始まり、欧州時間帯は強い上昇トレンドの相場になった。

 足1のダマシの安値を起点に始まった上昇トレンドのチャネルでは、トレンドラインが形成されたあとにトレンドライン近辺で揉み合った足2が唯一順張りで仕掛けられそうな足に見える(今の私には仕掛けられなさそう)。

 足2の1本前の高値上抜けから仕掛けて、チャネルライン到達で利食いしたとして10pips程度であるが、損切りまでがおよそ5pips程度のため、RRは2.0。10pips抜けるものなら喜んで抜きたい仕掛け。

 足3はチャネルラインを上抜け、トリプルゼロ到達後に反転している。足4は足3の高値とトリプルゼロ両方を上抜いたが、後に反発し大きなヒゲを作ってチャネル内で陰線として引けたことから、上抜け失敗と後々のトレンドラインのブレイクを予感させる足。

 足5で明確にトレンドラインをブレイクしたが、トレンドに逆らう形のため、仕掛けるにしてもプルバックを待ちたい。

 ポール・フラッグ・スイングのスイングに相当するパターンブレイクであれば仕掛ける余地はあると考える。今回はそれとは異なる。

 75EMAに到達したレートは足6でさらなる安値を目指そうとしたが、反転しダマシの安値となった。そのため、足7はやや仕掛ける余地がある足(25EMAのギャップ足かつ2回目の下抜け失敗後の仕掛け)。

 足7で仕掛けられればこのあとの大陽線を抜ける。指標発表でもあったかと思ったが、特になし。

 足7の次の足が引けた時点で約25pipsくらいの含み益があるので、この時点で8割は利食って、残りはスイングしたい(全部利食いでも悪くないと考える)。

 この日はこの足7で仕掛けられれば最高という1日。他、足8の高値2のプルバックの反転や、19時前のティーズブレイクからの足9のパターンブレイクなども仕掛けられそう。

 19時を過ぎた後の足10のパターンブレイクプルバックも狙えそう。いずれ(足8~足10)も1本前の高値上抜けをシグナルとして仕掛ける。


2018/3/20(火)

分析チャート

コメント

 前日は上昇トレンドであったがこの日は一変し下降トレンドを形成した1日。

 午前中から1.235を天井とする折衝が続き、欧州時間帯でその均衡は破れた(下に)。

 足1の高値更新とともに再び上昇が始まるかに見えたが後続が続かず下落。

 しかし足2も下抜け失敗のダマシの安値を呈しているように見える。この時点ではまだ仕掛けられそうな展開はない。

 足3でついに明確に安値を更新し、EMAも25EMAが75EMAを下抜いたことでにわかに下落の雰囲気を見せ始めている。

 この足3で仕掛けるか否かは判断に迷うが、仕掛けるとしたら水平線ブレイクともに仕掛けて1本前の高値の少し上に逆指値を置くか、引けのタイミングで仕掛けて逆指値を1.235の少し上に置くかの2択と考えられる。後者はやや損切りが遠いため(20pips以上)、ロット数を小さくしたり、利食いの目標値は遠目に設定する必要がある。

 足3よりもブレイクアウトプルバック後の足4のほうが仕掛けやすい足と考える。損切りパターンが足3の安値で反発してダブルボトムになるリスクくらいしかなく、水平線の上に逆指値を置いてもせいぜい6pips程度なので、高リワードが期待できる仕掛け。

 足4の4本後の陰線で、仕掛けからちょうど20pips程度まで下落しているため(RRおよそ3.0)、私ならここで8割は利食って残りはスイングとしたい(逆指値は建値に修正)。

 以下、もし25EMAを頼りにした仕掛けを考えている場合、明確な仕掛けタイミングはロンドンフィックスまで一度も現れなかった。

 足7がブレイクアウトプルバックの足で唯一仕掛けられそうな足。足6のブレイクアウト、次の足がブレイクアウトプルバック(ブレイクアウトをダマシとするような足にも見える)、そして足7がダマシのダマシの足となっている(≒ブレイクアウトプルバック)。トレンドラインはこの足の引け以降に引くことのできる線のため、この時点では参考にならない。

 足8でトレンドラインを抜け、足9ではトレンドラインを試した後反発しているが、大きい流れは下のため、足9で仕掛けるとしてもスキャルピングレベルのトレードにとどめたい。

 むしろ、足10の2回目の上抜け失敗後のEMAギャップ足で売りを仕掛けるほうが、順張りなので理想的。



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2018/3/21(水)

分析チャート

コメント

 トレンドが薄い1日で、わずかながら上昇している感じ。

 9時あたりからロンドンフィックスにかけて、ポールフラッグスイングの様相を呈しているため、最後のスイングで便乗できれば御の字。

 最初の上昇チャネルは足1のチャネル上抜けののち下抜けされ、ポール期間が終了。

 足3のティーズブレイクからの下落が安値を切り下げず、足4で終値がトレンドラインをギリギリ上回る。もしここで仕掛けたとしても、損切りにはかからなかっただろう。

 足4の次の足では序盤に反発したものの、上昇し明確にトレンドラインを抜けており、仕掛ける余地があるとしたらこの足と考える。

 ポールの上昇幅と、足2の安値からスイングの上昇幅がだいたい同じくらい(約30pips)のABC調整(N波動)。それを意識していれば割と上端で利食いできたかもしれないが、足5の安値2で切れれば及第点と考える。


2018/3/22(木)

分析チャート

コメント

 前日の日本時間深夜に米国金利発表があり、直後に強い上昇があった中での欧州スタート。欧州スタート前は動きのないレンジ相場。

 欧州時間前半でスパイクからの強い下降トレンドを観測。14時以降はそこそこ値幅のあるレンジ相場でカオスな感じ(あまり見たくない)。

 足1が上昇トレンドのダマシのブレイクと考えられた場合、次の足のはらみ足がシグナル足となって、足2で買いを仕掛けられたのかもしれない。が、ここまでの強い上昇を予感させるような展開には見えなかった。

 足3は、足1から見ると1本前の安値を下抜けた初めての足のため定義上は安値1であるが、4本前の上影陰線で下位時間足では一度安値を下抜けている展開が考えられるため、足3の1本前の足がツーレッグの上昇の終点と考えられる。以下強い上昇に対する押しが発生。

 足4は上昇継続の仕掛けポイントで陽線で引けたがダマシに終わり、以下ブル派の勢いが途絶えた。思っている以上に足3からのベア派の仕掛けとブル派の決済が多く重なったと考えられる。

 以下足5~9のどれかで下降トレンドラインを意識した戻り売りを狙えれば上々。

 足6と足8はシグナル足が陽線で、仕掛けるポイントもやや不利なため、足5, 7, 9のどれかで仕掛けたい。一番理想的に見えるのは、連続十字足からミクロトレンドラインのブレイクで、かつ9:00の安値も下回る足7と考える。

 目標値まで達したら大半を決済して(足7で仕掛けられた場合、私なら足8の次の足)、15時にあるイングランド銀行の金利発表を前にポジションを手仕舞いたい。

 BOEの金利発表および金融政策委員会の議事要旨展開前後は、特にポンド系通貨ペアでは異常な足を引き出すトリガーの指標発表で、それはユーロドルなどの他の通貨ペアにも多少影響を及ぼすため注意したい(今回の発表では、GBPUSDで1分足で60pipsの上昇スパイク足が出現している)。

 以下割愛。



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2018/3/23(金)

分析チャート

コメント

 欧州時間以降はやや下降気味のウェッジを形成しているが、日本時間の早朝から欧州スタートまでは緩やかな上昇トレンドが形成されていた(1.23から1.235までの上昇)。

 そのため、足2のパターンブレイクは順張り感覚で迎えられるブレイクで、仕掛ける余地はあると考える。足2の2本前の足を、マイナーな上昇トレンドラインブレイク後にダマシとなった安値と考えられたら仕掛けられる。

 長々しいポールに対し、フラッグが短すぎるように思えるのが仕掛けの障壁。

 他は目立った仕掛けポイントが見当たらず、しんどい1日。足1は1本前の足がもう少し上抜けて明確なダマシの高値になっていれば仕掛けられたかもしれないが、完成後のチャートを見ているから仕掛けられそうに見えるだけだと考えられる。

 足4のティーズブレイクは、上位時間足のチャートをイメージすれば足3から始まるツーレッグの下落の終点で、上昇トレンドラインを下抜けたところで反発して引けたため、強気に攻めるなら次の足で仕掛ける人は仕掛けるのかもしれないが、かなり勇者だと思う。

 足4が寄り付いてチャネル内に戻ったところで仕掛け、足8のチャネルライン近辺で利食えるようになったら、相場の神に一歩近づいたと言える(私には今は無理)。

 現実的な話、足4の次の足で仕掛けられた場合、足5が引けた時点で20pipsの含み益を持っているため、ここで大半を利食いたい。

 足6から始まる調整の下落において高値2の足となる足7は、順張りで仕掛ける余地があると考える。ここで仕掛けられたら理想的な決済ポイントは足8のチャネル到達や、足3の高値到達タイミング(足8の1本前の足)。


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