私流の相場分析のためのMT4活用法2

 私はFX取引に複数のブローカーを使用していますが、相場環境認識のための分析はMT4 (Meta Trader 4)を使用して分析しています。
 本記事では私のMT4の使い方について(複数回にわたって)投稿したいと思っています。
 ひとつでも知らない機能等があって参考になれば幸いです。

おことわり

 私は「デスクトップPC1台に22インチモニタ1枚」というハード環境の中で分析を行っています。
 もし複数枚のモニタを設定しているトレーダーの方(また、複数時間足を順に追って分析したりしない方)は、本ページに書いてある方法を採らなくても効率的な分析ができると思われます。

前回の記事

私流の相場分析のためのMT4活用法1

※活用法1の設定(起動ファイル設定)を行っていない場合、記載と異なる結果になりますので、その点ご留意願います(例えば、ファイルの保存指定先やフォルダとプログラムの連携先)


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「チャートの組」の活用

 チャートは「組」という形で分けて保存することができます。

 例えば、EURUSDとEURJPYのチャート2種類だけ表示させる組を作ったり、チャートに応じてサイズの異なるレイアウトを作ったりしたときにそのサイズを保存できる…といった利便性があります。

図1 チャートの組を考慮してない場合(左)と考慮した場合(右)のイメージ

チャートの組ごとに表示する通貨ペアチャートを構成する

 「組を意識せず、1つの組(デフォルト)に見たい通貨ペアを全部表示する」でも問題はありませんが、タブがチャート下に無数に存在する状態になると、どこに見たい通貨ペアのチャートがあるか探すのに苦労します(図2参照)。

図2 組を意識しない、乱雑な配置になっている例(図1の左側イメージの再現)

 また「見たい時に見たい通貨ペアだけ表示(追加)する」という方法もあると思いますが、本方式は「見終えたチャートは消す(もしくは別通貨ペアで上書きする)」ことを意味するので、表示させるたびにいろいろな設定(インジケータなど)、分析(ラインを引くなど)をし直す必要が出てくると思います。

 そこで私は各通貨ペアごとにチャートの組を設定し、見たい通貨ペアを変更する時は組ごと変更するようにしています。

 チャートの組にはひとつの通貨ペアについて4種類の時間足チャートを整列して表示させています(図3参照)。これらのチャートは基本的に組内で消したり追加したりすることがないため、リセッティングする面倒が省けます。

図3 チャートの組構成例(AUDJPY週足、日足、4時間足、1時間足)

 チャートの組は、画面左上の「ファイル」→「チャートの組表示」で切り替えることができます(図4(a))。また、図4(b)に示す赤丸枠内のアイコンをクリックすることでも同様の操作ができます。

(a) メニューからチャートの組切り替え

(b) アイコンからチャートの組切り替え

図4 チャートの組の切り替え

 作成したチャートの組を保存する場合、画面左上の「ファイル」→「チャートの組表示」→「名前をつけて保存」を選択します(図5参照、アイコン経由でも同様)。

図5 チャートの組の保存

「分析用の組」と「閲覧用の組」を使い分ける

 図3で示した組構成は「閲覧用の組」で、単独通貨ペアの複数時間足を表示させています。私はこれとは別に「分析用の組」を用意しています(図6参照)。分析用の組には最大6通貨ペアのチャートを格納しています(別に4通貨ペアでも8通貨ペアでも問題ありません)。

図6 分析用の組のレイアウト(6通貨ペア表示)

 名前に「Temp」と書いてある組が私にとって「分析用」の組です(図7参照)。

図7 分析用の組と閲覧用の組の分別

 分別する理由を説明すると無駄に長くなりそうなのですが簡単に説明すると、私の分析では「全ての時間足で表示させたいラインと一部時間足だけで表示させたいラインがあるため、分析は1つのチャート上で分析して(ラインを引いて)テンプレート保存してから閲覧用の組の4つのチャートに反映させるほうが効率的」と判断したからです。

 一連の作業の流れを順に追って説明します。


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1. 分析用の組のチャートで分析する

 月足→週足→日足→4時間足と順に分析していきます(分析時は分析対象の通貨ペアを最大化しています)。

(a) 月足分析

(b) 週足分析

(c) 日足分析

(d) 4時間足分析

図8 複数時間足の分析

 ※私は相場環境認識のためにサイクル理論に基づいた分析を行っています。「サイクル理論」は本サイトの趣旨とは異なる内容のため詳細な説明は本に委ねます(例えば下記本が入門として最適)が、分析にともない縦線とローソク足の本数を数えることになるので上記のような時間足の順で確認しています。

2. テンプレートファイルを作成する

 分析を終えるとチャート上を「右クリック」→「定型チャート」→「定型として保存」と進み、テンプレートファイルを保存します(図9参照)。

図9 チャートテンプレートの保存

3. 閲覧用の組にテンプレートを適用する

 閲覧用の組に表示させている4つのチャート全てに、先ほど作成したテンプレートを適用させます(図10参照)。テンプレート保存時と同様右クリック→定型チャートと進み、保存したテンプレート名を選択すると分析したチャートが反映されます。

(a) テンプレート適用前

(b) テンプレート適用後

図10 閲覧用の組のチャートに分析結果を保存したチャートテンプレートを適用

 テンプレート適用後に各時間足で追加で分析することはあります(例えばFiboを挿入したりトレンドラインを引くなど)が、テンプレートファイルを作成するための分析は基本分析用の組に格納しているチャートでのみ行うことにしています。

「分析用の組」の副次効果

 ある分析用の組にはAUDJPY, AUDUSD, EURJPY, EURAUD, USDJPY, EURUSDの6通貨ペアを設定していますが、この6通貨ペアは「AUD, JPY, EUR, USDの4通貨で構成する通貨ペア」となっており、結果的に分析用の組チャートで4通貨の相関分析を行うことができます

 例えば、EURJPY, EURAUD, EURUSDの3通貨ペアが全て上昇の場合はEUR一強、AUDJPYは円高、AUDUSDはドル高、EURAUDはユーロ高の場合はAUDが弱い…といった感じに判断でき、取引の足しになると思います(場合によっては足枷になることも在るかもしれませんが)。

 チャートの組の構成は自身のトレードスタイルに合わせて作ってみていただければと思います。

つづきの記事

私流の相場分析のためのMT4活用法3


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