雑記:最近気づいたことと今後の活動予定

デイ→スイングに視点を変えて

 最近の私の勉強対象はプライスアクションによるエントリータイミングの検証ではなく、長期時間足を活用した相場環境認識に主眼を置いていました。

 トレードスタイルをスキャルピング寄りの手法ではなく、スイング(数日~1, 2週間)にしたいと思ったことがきっかけです。

 アル・ブルックスさんやボブ・ボルマンさんの本は、どちらかというとデイトレード、スキャルピングに偏った投機手法の側面が強く(プライスアクションはどんな時間足でも存在するとはいえ)、 スイング手法でエントリーしたいという自分の方向性と一線を画していたからです。

 昨年12月から3月末まではプライスアクションとローソク足の法則FX5分足スキャルピングを読み漁って、Forex Tester等で検証しつつリアルトレードを行っていましたが、4月からはサイクル投資法マスターブック(松下誠 著)を読み、スイング手法の構築を目指していました。

スイング→デイトレで気づいたこと

 スイング主体のトレードを続け、半年ほど経ちました。スタート直後は闇雲な逆張りに近いトレード(底から天井、天井から底を狙ったエントリー)を繰り返していましたが、手法を検討し、ある程度のリワードが期待できるスタイルが固まりつつある状態です(まだ「完成」には程遠いですが)。

 ただ、その手法はエントリーチャンスを逃すと一定期間トレードするチャンスが無くなってしまうため、「その間にデイトレードできるときはできないだろうか」と、また短期時間足によるデイトレ/スキャルピングの勉強をしようと思うようになりました。

 9月はじめから、再度5分足スキャルピングやローソク足の法則を読み始めた時、不思議なことに1回目に読んだ時は理解できなかった(しなかった)事柄に関して一部理解できるようになっていました

 特に、5分足スキャルピングの第9章(連続した日中チャート)には132日分の5分足チャートが羅列されており、「どの足で、どういう根拠でエントリーしたか」が延々と書かれていますが、1回目は意味不明で正直読んでも理解できなかった(途中で読むのを辞めた)はずなのに、先日読み返してみると約9割はエントリーの意図が組めるようになっていました。

「ポジションを引っ張る」という感覚

 ゼロからプライスアクション(デイトレード)を学び始めた時は、仮に売りエントリーがうまくいったとしても、数本後の足が想定と逆方向となる大陽線が形成されようとしてたら利食いしてしまう癖がありました。最終的にその足は陽線どころか上影陰線になって引けたりすることも多々あったのですが、当初は「それは仕方ない(ダマシの足に騙された)」という解釈でいました。

 スイングの勉強を始めてから身についたのは「いかにポジションを引っ張るか(持ち続けるか)」という感覚でした。

 スイングトレードを始めてから「足が確定するまでエントリーを待つ」、「足が確定してから決済する」…というような機会が多くなり、足の形成途中で決済することが減ったことが、引っ張る感覚が身についた原因と思っています。

 その感覚を身に着けてから改めて5分足チャートを見たときに、当時は理解できなかった「なぜこの足でエントリーするのか、なぜこの足で決済するのか(都合よく解釈してるだけなのでは?)」という疑問が少し解けるようになった…と考えています。

デイトレから学ぶべきスイングの感覚

 スイングトレードを学んだことにより引っ張る感覚が身についたのは良いことだと思っていますが、逆に「切るべきタイミングで切れなくなった」ように思います。

 引っ張る根拠も薄い中引っ張り続けて、反転のシグナルをスルーして、逆行を始めても無視して、結局建値で決済するというパターンも多く見受けられるようになりました。

 デイトレードでは、根拠が整ったらエントリーも利食いも素早く決断する必要があります。スイングトレードでは弱くなってしまいがちなこの素早い決断力をデイトレードから学ばないといけないと考えています。


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15分足ですら影響を及ぼすヒストリカルチャート

 ヒストリカルデータの質向上に関する記事でも書きましたが(記事中盤に質の悪いデータと良いデータの比較図あり)、1分足において四本値が全て同じデータが続く期間のヒストリカルデータを導入してしまった場合、5分足はおろか、15分足ですら多大な影響を及ぼしている…ということに気付かされました。ギャップ足が多すぎるので、薄々「質が悪い」ということは感づいてはいましたが…

 ここまで書いてきた記事のチャートは、現実で描かれたチャートと少し違うもので分析してしまったのだろうと思っています。

 質の良いデータの導入を進めているので、また改めて分析を行いたいと思っています。ただ今度は15分足でなく、5分足を主体に見ていく予定です(エントリーも5分足で行いたい)。

※Dukascopy Japan社のヒストリカルデータを用いた質の向上記事を書いていますので、質を上げたいと思う方は御覧ください:その1 その2 その3

わりと的はずれな内容の過去記事

 過去の記事を改めて読み直すと、「あながち間違ったことは書いてないけど、質は良くないな」と内心思っています。

 それはヒストリカルデータの質が悪いから…ではなく、1回本を読んで得ただけの知識でアウトプットしたからでしょう…

 「ブルックスやボルマンの本はこんな内容のことがより濃密に(より難しく)書いてある」という紹介にもなれてない気がします(残しておきますが)。

今後の更新予定

 最近は「プライスアクション」からやや的を外れた内容の記事が多くなっていましたが(資金管理の記事など)、今後しばらくは「完成されたチャートから意図を読み解く練習」をしたいと考えているので、その一部を記事にして紹介できたらと考えています。

 更新頻度は抑えて(毎週土曜、週1回予定)、勉強(本読み)/分析/検証/に時間を割きたいと思っています。

 今後も読者にとって(自分にとっても)、少しでも有益なものが書ければと思っています。


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