当サイト内においてローソク足1本単位で使っている用語について説明します。
基本的には巷で使われている通りの内容だと思っていますが、中には独自の解釈のものもあるかもしれませんのでご承知願います。
※随時追加していきます
2本構成のローソク足用語の説明はこちら
3本構成のローソク足用語の説明はこちら
陽線、陰線
陽線:終値が始値を上回っている足
陰線:終値が始値を下回っている足
図1 陽線(左)と陰線(右)
※当サイトでは陽線の場合緑(もしくは実体白抜きの黒線)、
陰線の場合赤(もしくは実体黒抜きの黒線)でチャートに表示させています
実体、ヒゲ
実体:始値から終値までのレート差を示す
ヒゲ:始値から終値の範囲外を時間内で推移していたことを示す
陽線の場合、終値から高値(上ヒゲ)と始値から安値(下ヒゲ)
陰線の場合、始値から高値(上ヒゲ)と終値から安値(下ヒゲ)
図2 実体とヒゲ
大陽線、大陰線
ヒゲが全くない(もしくはほとんどない)足
→一方向の相場であったことを示唆する足として解釈される
図3 大陽線(左)と大陰線(右)の例
※人によって使い方がそれぞれで、「とにかくヒゲがなければ大陽線(実体の大きさは問わない)」という人もいれば(下図4①)、 「その時間単位の足で相対的に大きければ大陽線」という人もいる(下図4②)ように見受けられます。
図4 ときおり大陽線や大陰線として定義される足の例
当サイトでは①は単に「陽線(陰線)」として、②は後述する「下影陽線(陰線)」として扱っています(上図②の陽線の場合、「強気の下影陽線」と記述すると思います)。
上影陽線、上影陰線
上ヒゲと実体で構成される足
→上影陽線はブルの勢いが収まり始めていることを示唆する足(弱気の陽線)
上影陰線はベアの勢いが継続していることを示唆する足(強気の陰線)として解釈される
下ヒゲはない、もしくはほとんどない状態
図5 上影陽線(左)と上影陰線(右)の例
※人によってはピンバー(後述)も上影陽線(陰線)に含めている人もいるようですが、
個人的には上述のような足(ある程度の実体も伴う足)を上影陽線(陰線)と定義しています。
下影陽線、下影陰線
下ヒゲと実体で構成される足
→下影陽線はブルの勢いが継続していることを示唆する足(強気の足)、
下影陰線はベアの勢いが収まり始めていることを示唆する足(弱気の足)として解釈される
上ヒゲはない、もしくはほとんどない状態
図6 下影陽線(左)と下影陰線(右)の例
※人によってはピンバー(後述)も下影陽線(陰線)に含めている人もいるようですが、
個人的には上述のような足(ある程度の実体も伴う足)を下影陽線(陰線)と定義しています。
十字足(同時足)
始値と終値が同値(もしくは、ほぼ同等の値)であり、ヒゲが上下にともなう足
→ブル・ベアが拮抗し、方向感が定まってないことを示唆する足
「ほぼ同等の値」は表示させる時間足によって異なる(例えば月足なら10pipsは同等と見るかもしれないが、1分足なら10pipsは同等とは解釈しない、など)
図7 十字足(左:実体ゼロ、中央:陽線、右:陰線)の例
※巷では「コマ足」ともいうそうです。
ピンバー(反転足)
実体がほぼなく、ヒゲが一方向についている足
→前半の勢いが中盤から後半にかけて反転(逆転)したことを示唆する足
図8 陽線ピンバー(左)と陰線ピンバー(右)の例
※人によっては上ヒゲのピンバーを「上影陽線(陰線)」、下ヒゲのピンバーを「下影陽線(陰線)」という人もいるようですが、個人的にはピンバーと上影(下陰)陽線(陰線)らは別個で捉えています。
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